浜松市楽器博物館 コレクションシリーズ14 ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番 室内楽稿

フォルテピアノ:小倉貴久子、ヴァイオリン:桐山 建志、高木 聡、ヴィオラ:藤村 政芳、長岡 聡季、チェロ:花崎 薫

収録曲:
ベートーヴェン:
・交響曲第2番 ニ長調 作品36 ピアノ三重奏版
・ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58 原典資料に基づく室内楽稿 H.-W.キューテン編

使用ピアノ:ワルター&サン ウィーン 1808~10年

録音:2007年1, 9月 アクトシティ浜松音楽工房ホール 発売:2008年5月
企画・制作:浜松市楽器博物館
録音・製作・販売元:コジマ録音
解説:小岩信治、平野昭、ハンス-ヴェルナー・キューテン(日本語、英語、ドイツ語)
*古楽器・ライブ録音のため多少のノイズがあります。

LMCD-1858 3,045円(税込価格)

[アルバムに寄せて 小倉貴久子]
 第2番の交響曲をたった3つの楽器で演奏するということ。この行為は、手軽にCDやラジオ、テレビで家に居ながらにして交響曲の演奏が楽しめる現代において、価値のあることなのだろうか。と疑問をもたれる方もいらっしゃるでしょう。しかし、録音も再生装置もなく、また生の演奏会の数も現代とは比べものにならないほど少なかった当時、初演の後、評判の良かった曲でも数回の再演しかなかったベートーヴェンの時代にはどうだったのでしょう。手軽な人数で演奏できる編曲版は一大ジャンルを形成していました。作曲家自身により、また時には海賊版的に有名作曲家の大編成の作品を小編成に編み直す作曲家がひしめいていたのです。様々な編成や演奏家で芸術作品を楽しんでいた当時の人々は、とても贅沢な環境にいた、といえるでしょう。5人で演奏する協奏曲も、それぞれの奏者に自由が与えられています。和気合いあいと対話をしながらのアンサンブルの愉しみがあります。みなさまとこの豊かな室内楽の世界を分かち合うことができれば嬉しく思います。

"Die Virtuositaet und zugleich ihre lebhafte Einfuehlung sind ganz fabelhaft -- und sicher haette auch Beethoven selbst daran seine Freude gehabt." (Hans-Werner Kuethen)
「彼女のヴィルトゥオジティや生き生きとした感性はほんとうにすばらしく、ベートーヴェン自身も、もしそれを体験していたら喜んだに違いありません。」(ハンス-ヴェルナー・キューテン)

...小倉、桐山、花崎のトリオが発揮するエネルギーは圧倒的で、音楽の力は音量に依存しないことを思い知らされる。...(礒山雅氏 毎日新聞08年5月21日夕刊より)
...なるほど200年前の人たちは、この曲を聴くばかりでなく、こうして家族でも演奏して楽しんだのかと納得すると同時に、自分でも弾いてみたくなった。...(金澤正剛氏 朝日新聞08年5月12日夕刊より)

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[サンプル]
L.v.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58
原典資料に基づく室内楽稿
第3楽章より

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