ピアノ発明者 クリストーフォリのグラヴィチェンバロ コル ピアノ エ フォルテ

フォルテピアノ:小倉貴久子

収録曲:
L.M.ジュスティーニ (1685〜1743)
チェンバロ・ディ・ピアノ・エ・フォルテすなわち、いわゆる小さなハンマー付きチェンバロのためのソナタ集 作品1より 第3番ヘ長調 第4番ホ短調
B.マルチェッロ (1686〜1739)
チェンバロのためのソナタ 第4番 ト短調
G.B.プラッティ (1700〜1763)
チェンバロのためのソナタ集 作品4より 第4番 イ短調
G.F.ヘンデル (1685〜1759)
クラヴサンのための組曲集 第1集より 第6番 嬰ヘ短調
D.スカルラッティ (1685〜1757)
クラヴィチェンバロのための練習曲集より ソナタ第1番ニ短調K.1、ソナタ第8番ト短調K.8、ソナタ第14番ト長調K.14、ソナタ第17番ヘ長調K.17

楽曲解説:安田和信

録音:2001年4月10日 三鷹市芸術文化センター「風のホール」 発売:2002年3月

使用ピアノ:山本宣夫(大阪府堺市)1999年製作     
バルトロメオ クリストーフォリ(フィレンツェ)1726年製[ライプツィヒ大学所蔵]のレプリカ

クリストーフォリ・ジャパン CJRY-1001 2,800円(税込価格)

このディスク収録のD.スカルラッティのソナタがNHK-FM「バロックの森」で放送されました。

 バロック時代に隆盛を極めた鍵盤楽器チェンバロ(英・ハープシコード)の優れた製作家であるB.クリストーフォリ。彼はその後の音楽史になくてはならない偉業をなしました。弦を爪ではじく機構の「チェンバロ」に対し、弦をハンマーで叩く機構の楽器、つまり弱音(ピアノ)から強音(フォルテ)までをグラデーションで奏することのできる楽器「グラヴィチェンバロ コル ピアノ エ フォルテ」を発明したのです。時はバロック時代の全盛時代、18世紀が明けるころ、イタリア・フィレンツェの工房でのことです。
 ハンマーで弦をたたけば音の強弱が出て、クレッシェンドなどの効果がだせることはそれまでも知られていたのですが、一度叩いたハンマーが飛び上がって弦を2度打ちしてしまったり、次の音を弾くための準備に時間がかかり連打が演奏できないなど、演奏に耐えうる楽器としては不十分なものばかりでした。ところがクリストーフォリはそれらの問題を一挙に解決してしまいます。複雑なアクションを持つその楽器は、驚くべきことに現代のピアノが備えている基本的な機構を全て備えているのです。
 クリストーフォリが発明したピアノは完全な状態ではありませんが世界に3台現存します。ピアノ誕生から300年。山本宣夫氏は1999年にレプリカを完成させました。このCDではクリストーフォリのピアノのために作曲されたジュスティーニのソナタなど、彼と同時代に活躍した作曲家の作品が紹介されています。

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[サンプル]
マルチェッロ:ソナタ 第4番 ト短調
第3楽章

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