2004年に行われた「トリトン・アーツ・ネットワーク/第一生命ホール」との共催公演

小倉貴久子

クラヴィーアをめぐる全3回シリーズ

『モーツァルトの世界』

*下の各写真はゲネプロの様子
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『モーツァルトの世界』第1回【ソロ】

 室内楽にうってつけの第一生命ホールですが、フォルテピアノのソロ公演は初めてとのこと。気品のある響きに想像力を刺激され、小倉貴久子の音楽が豊かに響きわたりました。
 モーツァルトの全生涯にわたる様々なキャラクターの作品が演奏されました。ソナタ第1番、第13番。ロンドイ短調、デュポールのメヌエットによる変奏曲、プレリュードとフーガハ長調、それに行進曲ハ長調や転調するプレリュードといった変わり種の作品も紹介されました。アンコールには小倉貴久子作曲「世界に一つだけの花」による変奏曲が演奏され喝采を浴びました。
*当コンサートのレビュー記事が「音楽の友 3月号」と「ムジカノーヴァ4月号」に掲載されました。こちらでご覧いただけます。


『モーツァルトの世界』第2回【室内楽】

 桐山建志(ヴァイオリン)、長岡聡季(ヴィオラ)、花崎薫(チェロ)で、クラヴィーア三重奏曲 ト長調 K.319、ハ長調 K.548、クラヴィーア四重奏曲 変ホ長調 K.493をお届けしました。
 共演者の暖かい人柄が音楽に反映され、親しみと愛にあふれたモーツァルトが再現。しあわせな一晩となりました。アンコールは次回コンチェルト公演の予告を兼ね、クラヴィーアコンチェルト第6番の終楽章をホルン(塚田 聡)をまじえ演奏しました。
*当コンサートのレビュー記事が「音楽の友6月号」と「ムジカノーヴァ7月号」に掲載されました。こちらで各評をご覧いただけます。


『モーツァルトの世界』第3回【コンチェルト】

 初めての経験になるシンフォニーとコンチェルトの弾き振りでしたが、気心の知れた仲間たちの積極的な関わりにより、指揮者をおくよりも統一のとれた小倉貴久子の音楽をダイレクトに演奏することができました。
 終演後のワインパーティーではお客さまの興奮の生の声をたくさん聞かせていただきました。
 今回、参加いただいたメンバーのみなさま、トリトン・アーツ・ネットワーク/第一生命ホールの暖かなサポートにより、当シリーズ、大成功を収めることできました。ありがとうございました。
 シンフォニー第33番変ロ長調K.319、クラヴィーアコンチェルト第17番ト長調K.453、第27番変ロ長調K.595に加え、お客様をワインパーティーに誘うためにアンコールで行進曲K.408/1を演奏しました。
*当コンサートのレビュー記事が「音楽の友12月号」に掲載されました。こちらで評をご覧いただけます。

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『モーツァルトの世界』に出演した仲間たち

クラヴィーア 小倉 貴久子 Kikuko Ogura

東京芸術大学大学院ピアノ科修了。アムステルダム・スウェーリンク音楽院を特別栄誉賞付きの首席で卒業。
第3回日本モーツァルト音楽コンクール第1位。ブルージュ国際古楽コンクールでは93年のアンサンブル部門と95年のフォルテピアノ部門で共に優勝。
帰国後は、各回ごとにテーマを定めた室内楽演奏会「音楽の玉手箱」や「ベートーヴェンをめぐる女性たち」、「モーツァルトの生きた時代」などのユニークなコンサートを展開。また、「日本モーツァルト協会」例会へ多数出演するなど、モーツァルトの演奏には特に定評がある。
モーツァルト、ベートーヴェン作品を中心に7点のCDをリリースし、「レコード芸術」誌で特選盤に選ばれるなど、各方面より高い評価を得ている。

[室内楽公演に出演した演奏家]

ヴァイオリン 桐山 建志 Takeshi Kiriyama

東京芸術大学大学院ヴァイオリン科修了。フランクフルト音楽大学卒業。
98年、第12回古楽コンクール「山梨」第1位。第10回栃木「蔵の街」音楽祭賞受賞。99年ブルージュ国際古楽コンクールソロ部門第1位。
現在、「オーケストラ・シンポシオン」のコンサートマスター、「エルデーディ弦楽四重奏団」ヴィオラ奏者。また99年、バロック室内楽グループ「ラ・フェート・ギャラント」を結成。00年6月には、武久源造、諸岡範澄の両氏を中心に、「コンヴェルスム・ムジクム」を結成した。カイユレコード及びコジマ録音より多数のCDをリリースしている。
小倉貴久子より:大学では同学年。私と同じように留学先で古楽器と出会った桐山君。優しい人柄のにじみ出たふくよかかつ艶やかなヴァイオリンがとても魅力的です。

ヴィオラ 長岡 聡季 Satoki Nagaoka

東京芸術大学ヴァイオリン科を経て、現在同大学院修士課程「室内楽科」在籍。
「コンヴェルスム・ムジクム」「オーケストラ・シンポシオン」、「オーケストラ・リベラ・クラシカ」また、「バッハ・コレギウム・ジャパン」のアメリカツアーへ参加するなど活躍の場を広げている。
小倉貴久子より:ヴァイオリンとヴィオラをこなす聡季君は、修士課程を終えたばかりの、今回のプロジェクトの最若年。気配りの求められる内声を担ってくれる好青年です。

チェロ 花崎 薫 Kaoru Hanazaki

東京芸術大学卒業。西ベルリン芸術大学及びカールスルーエ大学に学ぶ。
第50回日本音楽コンクール チェロ部門第3位入賞。
現在、新日本フィルハーモニー交響楽団首席チェリスト、「東京シンフォニエッタ」メンバー。「エルデーディ弦楽四重奏団」チェロ奏者。
小倉貴久子より:特にドイツ音楽に深い造詣がある花崎さん。推進力と広がりゆく低音。包容力のある音楽。自由にファンタジーに身をまかせられます。

[コンチェルト公演に出演した演奏家]
コンサートマスター 桐山 建志 Takeshi Kiriyama
【室内楽の項参照】

ヴァイオリン 今村 直子 Naoko Imamura

スズキ・メソードにてヴァイオリンをはじめ、才能教育音楽学校(現・国際スズキ・メソード音楽院)を経て、1991年よりスズキ・メソードの指導者になる。
1995年より、リサイタルやソリストとしてオーケストラと共演するなど演奏活動を開始。バロック・ヴァイオリンでコンヴェルスム・ムジクムやオーケストラ・シンポシオンに参加している。
小倉貴久子より:桐山君お墨付きのお弟子さんでもある今村さんは、明るく魅力的なお人柄です。

ヴァイオリン 花崎 淳生 Atsumi Hanazaki

東京芸術大学大学院修了。カールスルーエに学ぶ。
「古典四重奏団」「エルデーディ弦楽四重奏団」「アンサンブルBWV2001」メンバー。
小倉貴久子より:弦楽四重奏団の第2ヴァイオリン奏者を長年にわたり務められている室内楽のスペシャリストの淳生さん。

ヴァイオリン 大西 律子 Ritsuko Onishi

国立音楽大学卒業。第14回日本古楽コンクールにて第3位受賞。
現在は「オーケストラ・シンポシオン」第2ヴァイオリン首席奏者を務める他「コンヴェルスム・ムジクム」等の古楽アンサンブルで主要なメンバーとして活躍する。「カンタータ・ムジカ Tokyo」「ミレニアム・バッハ・アンサンブル」のコンサートマスターを務める。
小倉貴久子より:モーツァルトのソナタ集のCD録音やデュオコンサートでいつも一緒に弾いているりっちゃん。

ヴィオラ 森田 芳子 Yoshiko Morita

東京芸術大学卒業。第30回学生音楽コンクール、ヴァイオリンにて第3位。
「バッハ・コレギウム・ジャパン」「オーケストラ・リベラ・クラシカ」「東京バッハ・モーツアルト・オーケストラ」「レストロ・アルモニコ東京」「コレギウム・アルジェントゥム」「弦楽四重奏団ミト・デラルコ」のメンバー。 また、ストリングスの入ったビッグバンドの「スイートファンタジアオーケスラ」スタジオワークやライブ活動のアスカストリングス等で活動。
小倉貴久子より:ヴィオラ奏者は、みなさまご存知の芳子さんです。

ヴィオラ 長岡 聡季 Satoki Nagaoka
【室内楽の項参照】
チェロ 花崎 薫 Kaoru Hanazaki
【室内楽の項参照】

コントラバス 西澤 誠治 Seiji Nishizawa

東京芸術大学大学院修了。東京シティ・フィル首席奏者を経て、現在、読売日本交響楽団団員。オリジナル楽器にも造詣が深く、ヴィオローネ奏者としてバッハ・コレギウム・ジャパン、東京バッハ・モーツァルトオーケストラ、レストロ・アルモニコ東京など日本の主な古楽アンサンブル、オーケストラ等に参加している。
小倉貴久子より:誠治さんのコントラバスリサイタルでも伴奏をさせていただきました。コントラバスの味わいが絶妙です。

フルート 前田 りり子 Liliko Maeda

全日本学生音楽コンクール西日本大会フルート部門1位入賞。桐朋学園大学音楽学部古楽器科に進学。デン・ハーグ王立音楽院に留学し、00年に同大学院を卒業。
96年、山梨古楽コンクールにて第1位入賞。99年、ブルージュ国際古楽コンクールで2位入賞(フルートでは最高位)。「バッハ・コレギウム・ジャパン」、「ラ・フェート・ギャラント」等のメンバーとして国内外で演奏・レコーディング活動をしている。
小倉貴久子より:りり子さんとは今回初の共演になります。跳ねながら演奏するところが私と似ている、と夫が・・・。

オーボエ 三宮 正満 Masamitsu San'nomiya

武蔵野音楽大学を卒業。
1997年第11回日本古楽コンクール・アンサンブル部門で「ラ・フォンテーヌ」メンバーとして最高位受賞。2000年「ラ・フォンテーヌ」メンバーとしてブリュージュ国際コンクール・アンサンブル部門第2位及び聴衆賞を獲得。
「ラ・フォンテーヌ」「バッハ・コレギウム・ジャパン」、「オーケストラ・シンポシオン」他メンバー。
小倉貴久子より:私の娘とも大の仲良しのさんちゃん。オーボエ界のトップスター。

オーボエ 尾崎 温子 Atsuko Ozaki

東京芸術大学大学院修了。ブリュッセル王立音楽院修了。
「バッハ・コレギウム・ジャパン」「オーケストラ・シンポシオン」「コンヴェルスム・ムジクム」「カライドスコープ」、アンサンブル《BWV2001》他メンバー。
小倉貴久子より:楽しく幸せなコンサートになるのは、うずらちゃんの笑いにかかっています。

ホルン 塚田 聡 Satoshi Tsukada

東京芸術大学卒業。アムステルダム・スウェーリンク音楽院に学ぶ。
東京フィルハーモニー交響楽団団員。「アンサンブル・カライドスコープ」を始め、ナチュラルホルン奏者として各オーケストラで演奏している。
小倉貴久子より:オランダ留学中にこの世界に目覚めさせてくれました。今は全面的に(音楽に、プロデュースに、その他もろもろ・・)支えてくれています。

ホルン 岡村 陽 You Okamura

東京芸術大学卒業。日本音楽コンクール入選。日本管打楽器コンクール第3位。
芸大オーケストラ、アンサンブル・レジェ、Buglers Brass Quintetに所属。
小倉貴久子より:大学時代によく伴奏をしていました。ほのぼのとした雰囲気の陽くん。すばらしいホルン奏者です。

ファゴット 岡本 正之 Masayuki Okamoto

東京芸術大学を卒業と同時に東京都交響楽団に首席ファゴット奏者として入団。第6回日本管打楽器コンクールでファゴット部門第1位及び大賞受賞。ハノーファーとシュトゥットガルトにて研鑚を積んだ。近年はバロックバスーンやクラシックバスーンで古楽器グループにも参加している。
小倉貴久子より:大学時代からよく伴奏をさせていただいていました。岡本さんはぴかいちファゴット奏者です。

ファゴット 江崎 浩司 Kouji Ezaki

桐朋学園大学古楽器科卒業。
第10回日本古楽コンクールにて第2位受賞。第11回日本古楽コンクール・アンサンブル部門で「ラ・フォンテーヌ」メンバーとして最高位受賞。2000年「ラ・フォンテーヌ」メンバーとしてブリュージュ国際コンクール・アンサンブル部門第2位及び聴衆賞を獲得。
「ラ・フォンテーヌ」、「タブラトゥーラ」、「シンポシオン」、「バッバ・コレギウム・ジャパン」、「アンサンブルBWV2001」「トロヴァトーレ・レヴァンティ」各メンバー。
小倉貴久子より:そのユニークな雰囲気。素晴らしい音楽性。江崎君の即興性がオーケストラに活力を与えます。

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