J.B.アウエルンハンマー:モーツァルトのオペラ〈魔笛〉のアリア「おいらは鳥刺し」の主題と6つの変奏曲 ト長調

小倉貴久子の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》
【シリーズコンサート】

《第21回》J.ハイドン 《第22回》J.ヴィダーケア 《第23回》W.F.バッハ
《第24回》F.I.v.ベーケ 《第25回》J.M.クラウス 《第26回》G.F.ピント
《第27回》L.v.ベートーヴェン 《第28回》B.クリストーフォリ 《第29回》J.B.アウエルンハンマー
《第30回》J.Ch.バッハ
第1回〜第10回 過去の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》の記録
第11回〜第20回 過去の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》の記録

《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》には毎回、モーツァルトと関わりのある作曲家をひとりずつゲストとして迎えます。 モーツァルトとゲスト作曲家のクラヴィーアのソロ作品、またピリオド楽器奏者と共にお届けする室内楽、連弾、歌曲などなど、お話を交えながらのコンサートです。 18世紀にタイムスリップしたかのようなひととき、《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》にみなさまをご案内いたします!

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小倉貴久子の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》第30回
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《第21回》

2016年5月11日(水)午後7時開演(開場6:30)
近江楽堂

《第21回》は終了いたしました。

〔ゲスト作曲家〕J.ハイドン Joseph Haydn [1732-1809]

小倉 貴久子(クラヴィーア)・若松夏美(ヴァイオリン)・鈴木秀美(チェロ)

ハイドン:
クラヴィーア・トリオ ハ長調 Hob.15:27
クラヴィーア・トリオ ホ長調 Hob.15:28

モーツァルト:
小品 K.15i
クラヴィーア・トリオ 変ロ長調 K.15
クラヴィーア・トリオ ハ長調 K.548

コンサートの聴きどころ 小倉貴久子
J.ハイドン[第21回]J.ハイドン

 シリーズ再登場のヨーゼフ・ハイドン。今回はクラヴィーア・トリオの世界です。ハイドンは、第2回ロンドン旅行の折、充実したクラヴィーア・トリオを生み出しました。ロンドンでイギリス式アクションの力強いピアノと、クレメンティやドゥセクによるクラヴィーアを巡る新書法などに感化され、多くの刺激を受けたハイドン。加えて個人的にも親しい間柄になった若い名ピアニスト、バルトロッツィ夫人との出会いにより、ハイドンは高齢にもかかわらず、更なる新境地を切り開きます。バルトロッツィ夫人に捧げられたHob.ⅩⅤ:27と28を含む3曲のクラヴィーア・トリオは、活気に満ちたロンドンの音楽界とハイドンとの幸せな出会いによって生まれた傑作たちです。
 そしてモーツァルトのクラヴィーア・トリオからは、古典派の均整美とロマンティックな歌に満ちた次世代を予感させる作品K.548と、8歳の時ロンドンで作曲し英国シャーロット王妃に献呈した愛らしいK.15をお届けします。

若松夏美 若松夏美 ヴァイオリン Natsumi Wakamatsu
仙台市出身。3歳の誕生日にヴァイオリンを両親にプレゼントされる。桐朋学園大学卒業。オランダのハーグ王立音楽院にてバロック・ヴァイオリンをS.クイケン氏に師事。1985年演奏家ディプロマを得て卒業。現在バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカのコンサートマスター。18世紀オーケストラ(オランダ)のメンバー。東京藝術大学古楽科非常勤講師。
鈴木秀美 鈴木秀美 ヴァイオリン Hidemi Suzuki
国内外のコンクールで優勝し、演奏活動を世界各地で展開。数多くのCDはいずれも高い評価を得、常に話題を提供している。2001年にオーケストラ・リベラ・クラシカを設立。指揮者としても各オーケストラに客演するなど活動を展開。山形交響楽団首席客演指揮者。雑司谷拝鈍亭終身楽長。東京藝術大学古楽科非常勤講師。著書に「『古楽器』よ、さらば!」(音楽之友社)ほか多数。
photo by K.Miura

第21回公演の使用楽器:Klavier made by Chris Maene after Anton Walter [1795]

Anton Walter

《第21回》公演報告!
《第21回》2016年5月11日@近江楽堂 J.ハイドン
共演:若松 夏美(ヴァイオリン)、鈴木 秀美(チェロ)

小倉貴久子の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》第21回J.ハイドン:
クラヴィーア・トリオ ハ長調 Hob.15:27/ホ長調 Hob.15:28

モーツァルト:
小品 K.15i/クラヴィーア・トリオ 変ロ長調 K.15/ハ長調 K.548

(写真はゲネプロの様子)


シリーズ再々スタートとなる第21回は2週間前に完売となり、満員の大盛況の中で開催することが出来ました!
モーツァルトとハイドンの熟年期の渾身のクラヴィーアトリオを、若松夏美さんと鈴木秀美さんと演奏できたのは、本当に至福の時間でした!
ハイドン曰く「モーツァルトには美の感覚と最も深い作曲の学識がある偉大な作曲家」と。モーツァルト曰く「戯れたり、興奮させたり、笑いをひきおこしたり、深い感動を与えるといった全てのことを、ハイドンほどうまく出来る人いません」と。深い尊敬と親愛で結ばれた2人の作曲家の音楽が、近江楽堂いっぱいに広がり、特別な夜となりました!

《当日のアンケートなどより》
・大変素晴らしかったです。4曲目のハイドン(ハ長調)、もはや3人の交響曲!音楽のスケールは、近江楽堂の空間よりも大きかった!圧巻でしたー
・K548はとてもすばらしい!三重唱のような三重奏でした。ハイドンのハ長調はサイコー!強力なトリオでした。
・ハイドン:クラヴィーア・トリオ ハ長調 Hob.15:27
元気いっぱいの堂々たる第1楽章。ここでは3つの楽器が全力でぶつかって、明るさいっはいのハ長調の大きな音楽を聴かせてくれました。まるで春の明るい光の森の中での芽吹きの生命力の様。
中間部の短調の対比が鮮やかな第2楽章は28番と同じですが、こちらは変な仕掛けはなく、耳に素直に入ってくる曲。とても優しく美しい演奏を聴かせてくれました。最後にはフォルテピアノのカデンツァがありましたが そこは楽譜通りで、大きく聴かせるようなことはしなかったのは、予想通り。等身大のハイドンの魅力を十分に聴かせてくれました。
フォルテピアノと弦との掛け合いが愉しい第3楽章。思った以上の快速すぎるテンポにビックリ。しかし3つの楽器がガップリ四つに組んでの演奏は、とても充実したものでした。案の定の鈴木さんの丁々発止はスリリング。私が一番驚いたのは、後半の反復を一気呵成にかけたところ。大喝采の準備を嘲笑うかのように… だって それまでハイドンでは後半の反復を省略していたのに!やられた!
・超一流の先生方のコンサート。もう大感動です!! この演奏会を聴くことができて本当によかったです(T_T) お三方の偉大さを改めて感じました。あのハイドンは一生忘れられません! ハイドン先生もあの演奏を聴いたら、きっと大拍手を送るだろうな。。。先生方天才すぎます(T_T)
・圧巻だったのはハイドンのHob.XV:27の終楽章で、この楽章を三人は愉悦感にあふれた快速テンポで演奏したけれども、これはこの時代の楽器でなければ成し得なかったものでした。
モダンピアノでこのテンポで弦とのバランスを考慮して弾くと、どうしてもアタックが柔らかくなるので16分音符のパッセージでひとつの音が音になりきる前に次の音が来てしまってもこもこして聞こえるし、アタックをもっとはっきりさせようとしたら音量が大きくなって弦とのバランスがおかしくなる。
いきおいモダン楽器ではもっとテンポを落とさなくてはいけなくなるけれど、そうするとハイドンの意図した愉悦感、軽快な疾走感は失われる。
それがフォルテピアノだと、快速でもひとつひとつの音の粒立ちがちゃんと聞こえるし、フォルテで弾いても弦をかき消すことがなくて、それぞれの楽器の音が聞こえていながらも良く溶けあった音のかたまりとして聞こえてきます。
当時の楽器は「不完全」で、現代の楽器が時代と共に「進化」してきた末にあるわけでは「なくて」、作曲家や演奏環境の変化に由来する要求(音色の均質性とか音量の増大とか)に「適応」してきた結果のものだということを今日ほど明確に感じたことはありませんでした。(もちろんそれはピアノや弦楽器だけの話ではなくて、フルートでもおんなじですよね。)
なので、もちろん作曲家が作曲した当時の楽器で演奏したほうが作曲者の意図に沿った演奏が出来る可能性が高いわけですが、たとえ最終的にモダン楽器で演奏するにしても、作曲当時の楽器で演奏してみることは様式の把握や演奏解釈の上で大きなヒントになるというのは、もう疑いようのないことなのだろうと思います。
繰り返しになりますが、楽器は時代とともに変容してきたけれど、それは決して進化というべきものではない、ということを楽しく思い知らされました(^o^)
・いやはやいやはや……強烈な一夜。
コンサートを聴いて、こんなにアドレナリンが出たのはいつぶりだろう。
豪快、豪放、豪華、豪奢。
3人が全開100%で繰り出す凄まじいパワーを借り、ひたすら作曲家の感情の渦に巻き込まれて引きずり回される2時間で、終わってみれば「チョー愉しかった!」という言葉しか出ない。
逆に各曲の緩徐楽章での、嘆き、あられもない号泣、悲しみの表情は衝撃的で、その嵐と恩寵の光のように訪れる安らぎの落差は果てしない。
反面、まったく感じられなかったのは、「止まる」という言葉。
流れ、響き、呼吸、感情の動き。
どれひとつとして、一瞬も止めないし止まらない。
もちろん、作品の中には「息を呑む」瞬間は数多くちりばめられているのだけれど、その間も呼吸は続いているし、会場内にも楽器そのものにも響きが残っている。
その休止から、絶妙なタイミングで流れ出す次の音楽が緊張を和らげ、また先へと進んでゆくのだ。
今夜はいつもにもまして何から何までツボにはまり、見事というほかはない演奏会だった。
・日本の古楽界をリードされる方々の共演ということで、今日の会場はいつもに増して熱気に包まれていました。
私はモーツァルトにしてもハイドンにしても、ピアノトリオは大好き!!特に後半のモーツァルトK.15がトリオで演奏されたのは感涙モノでした。
この曲は、ヴァイオリン・ソナタとしての演奏も多いですが、ちゃんと(笑)チェロのパートが書かれていて、全集でもトリオ編に所収されていることを忘れてはなりません!
秀美さんから、今はモーツァルトに比べてハイドンは人気がないけれど、当時はハイドンの方が数倍有名だったし、お金も稼いでいた、という興味深い話もありましたが、こうしてトリオを並べてみると、この二人の作曲家の才能は、ほぼ互角と言えるんじゃないかと思います。
お互いに大変尊敬していたというのも頷けますね。
 (ご来場のお客さまのブログやメッセージから転載しました)
公演の模様

《第22回》

2016年7月8日(金)午後7時開演(開場6:30)
近江楽堂

《第22回》は終了しました!

〔ゲスト作曲家〕J.ヴィダーケア Jacques Christian Michel Widerkehr [1759-1823]

小倉 貴久子(クラヴィーア)・三宮正満(オーボエ)

ヴィダーケア:
オーボエとクラヴィ−アのためのデュオ・ソナタ ホ短調 第1番/ヘ長調 第3番

モーツァルト:
小品 K.15k
アレグロ ト短調 K.312
クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタ ヘ長調 K.377(I.プレイエルによるオーボエ編曲版)

コンサートの聴きどころ 小倉貴久子
ヴィダーケア[第22回]J.ヴィダーケア

 アルザス生まれのヴィダーケア。パリ、コンセール・スピリテュエルなどでチェロ奏者として活躍との記録がありますが、いずれの団体とも正規の契約は結ばなかったようです。彼は、パリのオーケストラのために独奏楽器を様々に組み合わせたサンフォニー・コンセルタントという、当時人気を博していたジャンルに筆を染め、1790年代にはこのジャンルで名声を獲得。また室内楽の分野でも弦楽四重奏曲をはじめ、愛好家の要求に応えるフランス流の軽快で気の利いた作品を残しました。〈クラヴィーアとヴァイオリンあるいはオーボエのための3つのデュオ〉は、当時フランスのみならず、ドイツでも人気のあった魅力的な作品です。クラシック期におけるオーボエと鍵盤楽器のための貴重なレパートリーといえるでしょう。
 モーツァルトのヴァイオリンソナタのオーボエ版(ハイドンの弟子のI.プレイエルがオーボエ用に編曲)、ドラマティックな楽想をもつアレグロ ト短調 K.312もお楽しみ頂きます。

三宮正満 三宮正満 オーボエ Masamitsu San'nomiya
アンサンブル「ラ・フォンテーヌ」のメンバーとして、古楽コンクール(山梨)最高位、ブルージュ国際古楽コンクール第2位受賞。ソロアルバム「19世紀パリのオーボエ作品集」をリリース。現在「バッハ・コレギウム・ジャパン」と「クラシカル・プレイヤーズ東京」の首席奏者。「アンサンブル・ヴィンサント」主宰。東京藝術大学古楽科講師。オーボエ製作にも取り組んでいる。

第22回公演の使用楽器:Klavier made by Chris Maene after Anton Walter [1795]

Anton Walter

《第22回》公演報告!
《第22回》2016年7月8日@近江楽堂 J.ヴィダーケア
共演:三宮 正満(オーボエ)

小倉貴久子の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》第22回J.ヴィダーケア:
オーボエとクラヴィーアのためのデュオ・ソナタ ホ短調 第1番/ヘ長調 第3番

モーツァルト:
小品 K.15k/アレグロ ト短調 K.312/クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタ ヘ長調 K.377(I.プレイエルによるオーボエ編曲版)

(写真はゲネプロの様子/公演内のミニレクチャーで披露されたオーボエたち)


ストラスブールで生まれパリで活躍したヴィダーケアは、オーボエとクラヴィーアのための作品を残しています。今日名前を聞くことのほとんどないその作曲家をゲストに迎えての第22回公演。
始まる前から三宮正満さんとの共演に期待が集まり、今回も早くから完売御礼の札が立ちました。
前半をヴィーナーオーボエとつながってゆくドイツタイプで、後半をフレンチタイプで演奏。オーボエの歴史についての三宮さんのミニレクチャーに助けられ、響きの特性の異なるオーボエの違いを感じ、奥深いオーボエの世界を堪能。会場からは感嘆のため息が途切れることがありませんでした。
(写真は紹介された各オーボエとゲネプロの演奏風景)


《第23回》

2016年9月27日(火)午後7時開演(開場6:30)
近江楽堂

《第23回》公演は終了しました!

〔ゲスト作曲家〕W.F.バッハ Wilhelm Friedemann Bach [1710-1784]

小倉 貴久子(クラヴィーア)

W.F.バッハ:
8つのフーガより第8番 ヘ短調 Fk.31-8
ポロネーズ ハ長調 第1番、ホ短調 第8番、ヘ短調 第10番、ト短調 第12番
ファンタジー ホ短調 Fk.21
ソナタ イ短調 Fk.8
ソナタ ト長調 Fk.7

モーツァルト:
小品 K.15l
ファンタジー ハ短調 K.396(シュタートラー補筆)
ソナタ ニ長調 K.576

コンサートの聴きどころ 小倉貴久子
W.F.バッハ[第23回]W.F.バッハ

 J.S.バッハと、音楽家になった彼の息子たち4人の内3人を当シリーズのゲスト作曲家として既に取り上げましたが、今回は長男ヴィルヘルム・フリーデマンの登場です。フリーデマンは父の寵児として才能を幼少期から発揮、ドレスデンのオルガニスト、その後ハレでの重要な職にも順風に就任。ところが七年戦争によるハレの街の荒廃、本人の性格により後年は哀れな生活を余儀なくされます。しかし、残された作品には、余人には到達不能な独特の魅力が湛えられています。父親ゆずりの対位法的厳格な書法をベースに、複雑な和声が駆使され、ある意味でロマン派的でもあり近代音楽にも通ずるような響きを聴くことができます。モーツァルトは、彼のフーガを研究して弦楽三重奏に編曲しています。
 チェンバロとフォルテピアノの2台のクラヴィーアで、バロック的エモーショナルなモーツァルト未完の幻想曲、対位法を駆使したソナタ ニ長調 K.576と共に、奇才フリーデマンの魅力に迫ります。


第23回公演の使用楽器:Klavier made by Chris Maene after Anton Walter [1795]
Cembalo made by Joop Klinkhamer after anon.

Anton WalterJoop Klinkhamer

《第23回》公演報告!
《第23回》2016年9月27日@近江楽堂 W.F.バッハ

第23回公演の模様W.F.バッハ:
8つのフーガより第8番 ヘ短調 Fk.31-8/ポロネーズ ハ長調 第1番、ホ短調 第8番、ヘ短調 第10番、ト短調 第12番/ファンタジー ホ短調 Fk.21/ソナタ イ短調 Fk.8/ソナタ ト長調 Fk.7

モーツァルト:
小品 K.15l/ファンタジー ハ短調 K.396(シュタートラー補筆)/ソナタ ニ長調 K.576

(写真はゲネプロの様子)


偉大な父に溺愛され、多感な10歳のときに母をなくしたヴィルヘルム・フリーデマン。特別な才能をもちながら社会に適合することができず不遇な人生でしたが、残された作品からは後のロマン派に通じるような内面的なほとばしる情熱の炎が感じられます。1819年に出版された《12のポロネーズ集》の細かな表情記号は、フリーデマン自身の演奏スタイルをフォルケルが弟子に伝えたものだそうです。情感豊かなフリーデマンと、その対位法書法を学んだモーツァルト。二人の天才作曲家の輝きに心奪われた晩となりました。18世紀後半のチェンバロと、フォルテピアノが共存していた時代にタイムスリップ。モーツァルトの後期の作品に影響を与えたバロック的書法にズームインしました!


《第24回》

2016年11月16日(水)午後7時開演(開場6:30)
近江楽堂

《第24回》は終了しました!

〔ゲスト作曲家〕F.I.v.ベーケ Franz Ignaz von Beecke [1733-1803]

小倉 貴久子(クラヴィーア)・ルーファス・ミュラー(テノール)

F.I.v.ベーケ:
アリエッタと15の変奏曲
10のソナタ集より
「愛らしい水の精に」「夕星に寄せて」「あこがれ」「苦しみへ」
「祈りを捧げるラウラ」「夏の夜」「私の守護神へ」

モーツァルト:
小品 ヘ長調 K.15m
ボーマルシェの〈セヴィリヤの理髪師〉のロマンス「私はランドール」による12の変奏曲 変ホ長調 K.354
「すみれ」K.476「クローエに」K.524「夕べの想い」K.523「さびしく暗い森で」K.308
「ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時」K.520「別れの歌」K.519

コンサートの聴きどころ 小倉貴久子
kaonashi[第24回]F.I.v.ベーケ

 ベーケは士官を職として選び、音楽家としても大成した風変わりな経歴の持ち主。戦功を上げ、音楽家としても並々ならぬ腕前をもっていたため、オーケストラを擁していたヴァラーシュタイン伯の元に雇われます。音楽監督としてシンフォニーを自作し指揮をし、またウィーンやパリを訪れてドイツ内外で有名な作曲家と称えられるにいたります。ベーケはピアニストとしても有名で、1774年から翌年にかけてのモーツァルトのミュンヘン滞在時には、フォルテピアノでの競演で名人芸的技巧を披露し、まだフォルテピアノでの演奏経験の少なかったモーツァルトに苦杯を嘗めさせています。ベーケの洗練されたピアノ演奏は、後のモーツァルトに大きな影響を与えることとなります。
 ベーケは舞台作品から管弦楽曲、室内楽と多くのジャンルに筆を染めていますが、情感あふれる歌曲は特筆すべきものがあります。モーツァルトの作品とあわせて、リートの世界に想いを馳せる晩といたしましょう。

ルーファス・ミュラー ルーファス・ミュラー テノール Rufus Müller
ドイツ系英国人。オクスフォードの合唱奨学生として古典文学を学んだのち、渡米して声楽の研鑽を積む。ブライトンでの英国歌曲コンクール、ニューヨーク・オラトリオ協会コンクールでともに優勝。1984年のオペラデュー以来、宗教曲、オペラ、歌曲の幅広い分野で活躍。特にM.J.ピレシュ、C.ハンマーと数多く共演。CD録音への参加多数。世界各地の音楽祭で公演・講師としても活躍。

第24回公演の使用楽器:Klavier made by Chris Maene after Anton Walter [1795]

Anton Walter

《第24回》公演報告!
《第24回》2016年11月16日@近江楽堂 F.I.v.ベーケ

ルーファスと貴久子F.I.v.ベーケ:
クラヴサン曲集よりソナタ 第9番 ヘ長調、第4番 イ短調、第7番 ト長調/アリエッタと15の変奏曲 ハ長調/悩める者に/夏の夜/思慕/私の守護霊に/夕星に/恋人たちの泉の精に/祈りを捧げるラウラ

モーツァルト:
小品 K.15m/ボーマルシェの〈セヴィリヤの理髪師〉のロマンス「私はランドール」による12の変奏曲 変ホ長調 K.354 (299a)/すみれ K.476/クローエに K.524/さびしく森で K.308/ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき K.520/別れの歌 K.519/夕べの想い K.523

(写真はゲネプロの様子)


1775年〜75年、ベーケとモーツァルトがクラヴィーア演奏で対決をしたおりには、モーツァルトはまだ新出の楽器、フォルテピアノの演奏に慣れていなかったこともあり、モーツァルトに分の悪い結果に終わりました。ベーケは士官として名声もあり、クラヴィーアの腕前も高く作曲もするという才能に恵まれていたため、モーツァルトに援助の手を差し伸べてもいたわけですが、モーツァルトの対抗心が収まることはなかったということ。これほど興味深い作曲家が現在では完全に埋もれたままなっているのは陰謀でもあるのかといぶかしむほどです。ドイツリートの分野の先駆けとなるような情緒豊かな歌曲は見逃すことができません。シンフォニーや室内楽の分野でもこれから大いに復権が求められるところです。この日のテノールのルーファス・ミュラーは魅惑的な歌声と音楽への深い洞察力、集中力でモーツァルトとベーケの歌曲の魅力を余すところなく表現。私たちにとっても特別な夜となりました。


《第25回》

2017年1月9日(月・祝)午後2時開演(開場1:30)
近江楽堂

《第25回》は終了いたしました。

〔ゲスト作曲家〕J.M.クラウス Joseph Martin Kraus [1756-1792]

小倉 貴久子(クラヴィーア)・原田 陽(ヴァイオリン)・山本 徹(チェロ)

J.M.クラウス:
クラヴィーア・トリオ ニ長調 VB171
ソナタ 変ホ長調 VB195

モーツァルト:
小品 ハ長調 K.15n
ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K.380
アダージョ ロ短調 K.540
クラヴィーア・トリオ ト長調 K.564

コンサートの聴きどころ 小倉貴久子
J.M.クラウス[第25回]J.M.クラウス

 ドイツに生まれ、スウェーデンのロココ文化王として名高いグスタヴⅢ世の宮廷に雇われたクラウスは、モーツァルトと生年が同じで、モーツァルトの死の翌年に病死。二人は同じ時代のヨーロッパを生きました。演劇を愛する国王に、劇作品の作曲家として認められ、ヨーロッパ各地を巡る研修の旅に出ます。ウィーンではグルックとハイドンに出会い、パリからイギリスを経て5年後の1787年にスウェーデンに帰国。その後の活躍の時間は限られたものでしたが、いくつかの劇作品の傑作を残しています。1792年のグスタヴⅢ世暗殺事件は、オペラの題材にもなり現代まで語り継がれていますが、クラウスはこの事件に呼応し、感動的な葬送交響曲とカンタータを残しています。
 クラウスが1785年にパリで書いたクラヴィーアソナタと、スウェーデン帰国後に作曲した傑作クラヴィーアトリオを。モーツァルトのトリオとヴァイオリンソナタ、深淵なアダージォと共にお楽しみいただきます。

原田陽 原田 陽 ヴァイオリン Akira Harada
13歳で渡米しジュリアード音楽院に学ぶ。1999年に当時最年少でパリ国立高等音楽院大学院課程に入りレジス・パスキエに師事。J.デームスとの共演が高く評価されS&R財団よりワシントン賞受賞。2015年にはレ・ボレアードでモーツァルトの協奏交響曲を寺神戸亮とヴィオラソロにて共演。オーケストラ・リベラ・クラシカ、バッハ・コレギウム・ジャパン等、日本の古楽シーンでも活躍中。
山本徹 山本 徹 チェロ Toru Yamamoto
東京藝術大学大学院及びチューリヒ芸術大学修了。2008年第16回ライプツィヒ国際バッハ・コンクール第2位、2011年ブルージュ国際古楽コンクール審査員賞及びファン・ヴァッセナール国際コンクール優勝。留学中より海外のアンサンブルに参加しザルツブルグ音楽祭をはじめ各地の音楽祭に出演。バッハ・コレギウム・ジャパンやオーケストラ・リベラ・クラシカのメンバーとしても活躍中。  写真:井村重人

第25回公演の使用楽器:Klavier made by Chris Maene after Anton Walter [1795]

Anton Walter

《第25回》公演報告!
《第25回》2017年1月9日@近江楽堂 J.M.クラウス

小倉貴久子の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》第25回J.M.クラウス:
クラヴィーア・トリオ ニ長調 VB171/ソナタ 変ホ長調 VB195

モーツァルト:
小品 ヘ長調 K.15n/ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K.380/アダージョ ロ短調 K.540/クラヴィーア・トリオ ト長調 K.564

(写真はゲネプロの様子)


第25回のゲスト作曲家J.M.クラウスは、モーツァルトと生没年がほとんど同じ。ドイツに生まれ、スウェーデンの時の国王、啓蒙君主としても知られていたグスタヴ3世の元に仕えます。文化活動が盛んに行われていたスウェーデンで劇作品などの名作を残しました。この日に演奏されたヴァイオリン・ソナタもクラヴィーア・トリオも名作で、満席にお集まりいただいお客様から大歓迎を受けました。室内楽ではこの度が初共演となる若さ溢れるヴァイオリンの原田陽さん、チェロの山本徹さんとのアンサンブルは興奮の連続となりました!


《第26回》

2017年3月28日(火)午後7時開演(開場6:30)
近江楽堂

《第26回》は終了いたしました!

〔ゲスト作曲家〕G.F.ピント George Frederick Pinto [1785-1806]

小倉 貴久子(クラヴィーア)

G.F.ピント:
「私の母さん」のテーマによる8つの変奏曲 イ長調 作品2-1
グランド・ソナタ ハ短調
グランド・ソナタ 変ホ長調 作品3-1

モーツァルト:
小品 ニ長調 K.15o
ロンド(アンダンテ)ヘ長調 K.616
5つの変奏曲 ヘ長調 K.Anh.138a
ソナタ ヘ長調 K.332

コンサートの聴きどころ 小倉貴久子
G.F.ピント[第26回]G.F.ピント/

 イギリスに生まれ、クラヴィーアとヴァイオリンの両方の演奏に幼い頃より才能を発揮。将来を大いに嘱望されたピント。聡明で心の優しい青年だったとのことですが、20歳という若さで天に召されてしまいました。ザロモンは「もし彼が生きながらえていたならば、イギリスは第2のモーツァルトを生み出す名誉を得たであろう」と評しています。本格的な作曲に費やされた年月はわずか3年ほどですが、作品からは独創的な天才のひらめきが放たれています。
 クラヴィーアソナタはピントの才能がいかんなく発揮された名作。変奏曲からはヴィルトゥオーゾとしてのピントの姿が映し出されています。モーツァルトの作品からは時計仕掛けオルガンのためのロンド、美しく華麗で愛らしいヘ長調のソナタ、変奏曲をお届けします。当時、イギリスではスクエア・ピアノが大人気でした。それに因み、イギリスの名工、J.ブロードウッド製のスクエア・ピアノでお聴きいただきます。

第26回公演の使用楽器:Square Piano by John Broadwood [1814]

スクエアピアノ

《第26回》公演報告!
《第26回》2017年3月28日@近江楽堂 G.F.ピント

小倉貴久子の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》第26回G.F.ピント:
「私の母さん」のテーマによる8つの変奏曲 イ長調 作品2-1/グランド・ソナタ ハ短調/グランド・ソナタ 変ホ長調 作品3-1

モーツァルト:
小品 ニ長調 K.15o/ロンド(アンダンテ)ヘ長調 K.616(原曲:時計仕掛オルガンのため)/5つの変奏曲 ヘ長調 K.Anh.138a/ソナタ ヘ長調 K.332

(写真はゲネプロの様子)


第26回のゲスト作曲家G.F.ピントは、20歳で亡くなった夭折の作曲家。ヴァイオリンもピアノも共によく弾いたというピントの残した2曲のグランド・ソナタは天才性の香る充実した作品。当夜のコンサートでは、本シリーズ初となるスクエアピアノが登場。イギリスの名工ブロードウッドが1814年に製作したオリジナルです。チェンバロからピアノへと音楽界の主役交代にはこのスクエアピアノが大活躍しました。音楽愛好家たちに大人気だったスクエアピアノ。優しくなめらかな響きがモーツァルトとピントの作品によくマッチし、会場は大いに盛り上がりました!


《第27回》

2017年5月10日(水)午後6時45分開演(開場6:15)
近江楽堂

《第27回》は終了いたしました!

〔ゲスト作曲家〕L.v.ベートーヴェン Ludwig van Beethoven [1770-1827]

小倉 貴久子(クラヴィーア)・三宮正満(オーボエ)・満江菜穂子(クラリネット)
塚田 聡(ホルン)・岡本正之(ファゴット)

ベートーヴェン:
五重奏曲 変ホ長調 Op.16
ソナタ ニ短調 Op.31-2《テンペスト》

モーツァルト:
小品 ト短調 K.15p
オーボエ・コンチェルトより/クラリネット・コンチェルトより
ホルン・コンチェルトより/ファゴット・コンチェルトより
五重奏曲 変ホ長調 K.452

コンサートの聴きどころ 小倉貴久子

ベートーヴェン[第27回]L.v.ベートーヴェン

 28歳のモーツァルトが「私が今までの生涯に書いた中で最もすぐれた作品」と自賛したオーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットとクラヴィーアのための五重奏曲は、室内楽の誉れ高い傑作として輝きを放っています。興味をそそられるのは、同じ年頃のベートーヴェンが、モーツァルトの作品を範にして同じ編成、同じ調性での作品を残していることです。シンフォニー第1番を世に出す前夜のベートーヴェンがモーツァルトへの敬意を込めながら書いた、管楽器の扱いの卓抜さに秀でた五重奏曲。クラヴィーアソロ曲はベートーヴェンが「新しい道」と名付けたソナタ集から《テンペスト》を。モーツァルトは、管楽器の特徴を生かした協奏曲を残しています。各楽器の協奏曲からひとつの楽章を、楽器のお話と共にお楽しみいただきます。
 モーツァルトからベートーヴェンへと受け継がれた天才性が、ピリオド楽器を操る管の名手たちと共につまびらかになることでしょう。

三宮正満

三宮正満 クラシカル・オーボエ Masamitsu San'nomiya

 武蔵野音楽大学卒業。田村次男氏と共に歴史的オーボエの製作に取り組んでいる。ソロアルバム「19世紀パリのオーボエ作品集」「ヴィダーケア デュオソナタ集」をリリース。現在「バッハ・コレギウム・ジャパン」及び「クラシカル・プレイヤーズ東京」首席オーボエ奏者。「アンサンブル・ヴィンサント」主宰。東京藝術大学古楽科講師。

満江菜穂子 満江菜穂子 クラシカル・クラリネット Nahoko Mitsue

 デン・ハーグ王立音楽院修了。クラシカル・クラリネットをE.ホープリッチ氏に師事。留学中「18世紀オーケストラ」「フライブルク・バロック・オーケストラ」などの演奏会に出演。モーツァルトの協奏曲を「クラシカル・プレイヤーズ東京」と共演し「音楽の友」などで高い評価を得る。現在、昭和音楽大学専任講師。

塚田 聡 塚田 聡 ナチュラル・ホルン Satoshi Tsukada

 東京藝術大学卒業。卒業と同時に「東京フィルハーモニー交響楽団」に入団、現在に至る。アムステルダム音楽院に留学、ナチュラル・ホルンをC.モーリー氏に師事。モーツァルト時代のディヴェルティメントを主なレパートリーとする「ラ バンド サンパ」主宰。他ナチュラル・ホルン奏者として各合奏団に参加・活躍している。

岡本正之 岡本正之 クラシカル・ファゴット Masayuki Okamoto

 東京藝術大学卒業。日本管打楽器コンクール第1位。ハノーヴァーとシュトゥットガルトにて研鑽を積む。現在「東京都交響楽団」ファゴット首席奏者としての活動を中心に、様々なアンサンブルでソリスト等として活躍。古典・バロックファゴットの分野での活動も目覚ましい。桐朋学園大学特任教授。東京藝術大学音楽学部非常勤講師。

第27回公演の使用楽器:Klavier made by Chris Maene after Anton Walter [1795]

Anton Walter

《第27回》公演報告!
《第27回》2017年5月10日@近江楽堂 L.v.ベートーヴェン
共演:三宮正満(オーボエ)、満江菜穂子(クラリネット)、塚田 聡(ホルン)、岡本正之(ファゴット)

小倉貴久子の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》第27回L.v.ベートーヴェン:
クラヴィーアとオーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットのための五重奏曲 変ホ長調 作品16、クラヴィーア・ソナタ ニ短調 作品31-2《テンペスト》

モーツァルト:
小品 K.15p/オーボエ・コンチェルト ハ長調 K.314より第3楽章/クラリネット・コンチェルト イ長調 K.626より第2楽章/ホルン・コンチェルト ニ長調 K.412より第2楽章/ファゴット・コンチェルト 変ロ長調 K.191より第3楽章 / クラヴィーアとオーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットのための五重奏曲 変ホ長調 K.452

(写真はゲネプロの様子)


第27回のゲスト作曲家はベートーヴェンということもあり早々にチケットが完売、大盛況の会になりました。モーツァルトとベートーヴェンの〈クラヴィーアと管楽器のための五重奏曲〉をメインに、ベートーヴェンのソナタ《テンペスト》。そしてモーツァルトが書いた各管楽器のためのコンチェルトを1楽章ずつ楽器の紹介とともに披露するコーナーも!それぞれの木管楽器の名手たちによる楽器の魅力が最大限に発揮された演奏で、会場は大盛り上がりとなりました!この日のゲストはクラシカル・オーボエ三宮正満さん、クラシカル・クラリネット満江菜穂子さん、ナチュラル・ホルン塚田聡さん、クラシカル・ファゴット岡本正之さん。

《当日のアンケート・ブログなどより》
・今回の演奏会は私が聴いた最近のベストでした。曲目、演奏の方々とも期待した以上の至福のひと時を過ごしました。いつもながら曲目構成も素晴らしくて、ほかに例のない充実感がございました。塚田様のホルンはじめ名手が奏でる古楽器の調べは会場の雰囲気と相まって、さながら貴族のサロンコンサートにタイムスリップしたかのように感じました。
・やや長いコンサートが終了し、まず感じたのはプログラム構成が絶妙だったということです。このプログラムのどの部分も削ることはできないことがよくわかりました。続いての協奏曲のさわり集は後に続く五重奏に向けた各奏者と楽器の紹介という位置づけなのでしょうがそれぞれの全曲が聴きたくなるほどの素晴らしい演奏でした。なかでも塚田さんのホルンはいつもオケでone of themでしか聴いていなかったのでソロは初でしたがピリオド楽器でこそモーツァルトとロイトゲープのユーモラスな関係がわかるということが生で実感できました。また満江さんのバセットクラリネットの音も普段聴くモダン楽器と違う味わいがあり印象的でした。五重奏について、若きベートーヴェンの作品ではどうしてもモーツァルトに軍配が上がると感じたのはのはやむをえないでしょうか。あるいは今回の特にベートーヴェンの演奏は合奏ということもあってか各奏者の個性が相殺されてやや最大公約的だったのかもしれません。また合奏時の管の音ですが、うまく言えませんがモダン楽器で聴ける音の溶け合いのようなものが感じられませんでした。これがピリオド楽器の個性ということなのでしょう。ある音楽評論家がピリオドオケの音を良い意味で「雑味」と書いていましたがそういうことかもしれません。変な例えかもしれませんが料理でいえば、冷やし中華でしょうか。個々の食材が独立して混ぜても溶け合わない?当時この編成で他の作曲家の作品が少ないという理由のひとつかもしれないと勝手に連想しました。「テンペスト」は個人的には今回の演奏会の白眉でした。モダン楽器では数えきれないほど聴いていますが実演でFpの同曲を聴くのは初めてでした。前回のビゼーの時と同じく先入観でFpは緩徐楽章での表現力に限界があると思い込んでいましたが今回も覆されました。第2楽章第2主題が弾かれた際、何か全身に浮遊感みたいなものを感じました。その理由はわかりませんが小倉さんのマジックなのでしょう。この部分に限らず全曲を通して今まで聴けなかったこの曲の真髄に初めて触れと思いました。
・今日はモーツァルトの協奏曲をクラシカル楽器で存分に聴いたのに加えて、管楽器のアンサンブルの作品も聴けたような、1回で2度美味しいような音楽会でした。あっ、フォルテピアノのソロもあったから3度かも!フルコースを並みの満足感いっぱいで、帰ることができました。次回を楽しみにしています。
・近江楽堂・モーツァルトのクラヴィーアのある部屋終了。いきなり8歳の曲で度肝を抜かされ、今回のお客様、ベートーヴェンのテンペストは小倉貴久子さんの演奏で滋養が行き渡り、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンとの5重奏で2人分の音楽の違いを満喫し、拍手喝采。充実した時間でしたね!
・三宮正満Ob、満江菜穂子Cl、塚田聡Hr、岡本正之Fgを招きベートーヴェン五重奏とソロでテンペスト。モーツァルト各協奏曲抜粋、五重奏とソロでK15p。名手達とFpの音色に魅了されつつ、テンペストでの説得力ある解釈は圧倒的だった。+K297bの3楽章。
・しかし今日の小倉貴久子さんのベートーヴェン・テンペストはSFみたいでしたね。空間が歪んで白い世界に飛ばされるかと思いました。 でも率直な感想な筈なのに絶対意味不明だ…今日近江楽堂に行かれた方は多少は伝わって頂ければ、なのですが。モーツァルト8歳の曲も凄かったよ!!
・まるでピリオド楽器のガラコンサート!盛り沢山ゆえ6時45分開演。ソロ、コンチェルト、五重奏、夢のような大盤振る舞いに、嬉し過ぎて酸欠状態でした。
・贅沢な夜でした。三宮正満さんのクラシカルオーボエ、満江菜穂子さんのクラシカルクラリネット、塚田聡さんのナチュラルホルン、岡本正之さんのクラシカルファゴット。最前列で、管楽器奏者の皆様のブレスが聴こえ、貴久子さんの指が見える位置で美しい音楽のシャワーをたっぷり浴びました。幸せ~。
 (ご来場のお客さまのブログやメッセージから転載しました)


《第28回》

2017年7月7日(金)午後7時開演(開場6:30)
近江楽堂

《第28回》は終了いたしました!

〔ゲスト〕B.クリストーフォリ Bartolomeo Cristofori [1655-1732]

小倉 貴久子(クラヴィーア)

ジュスティーニ:ソナタ ト短調 Op.1-1
D.スカルラッティ:ソナタ ト短調 K.8/ソナタ ニ短調 K.9
ガルッピ:ソナタ ハ長調
マルチェッロ:ソナタ 第4番 ト短調
ヘンデル:フーガ ハ短調/組曲第1集より第5番 ホ長調

モーツァルト:
小品 ハ長調 K.9a、変ロ長調 K.15q
8つの変奏曲 ト長調 K.24
ヴェローナのアレグロ ト長調 K.72a
メヌエット ニ長調 K.94
組曲 ハ長調 K.399
ジーグ ト長調 K.574

コンサートの聴きどころ 小倉貴久子

クリストーフォリ[第28回]B.クリストーフォリ

 ピアノは1700年頃フィレンツェで誕生しました。発明者はメディチ家の楽器製作家バルトロメオ・クリストーフォリ。ハンマーで弦を打つ新楽器はGlavicembalo col piano e forte(弱音と強音をもつチェンバロ)と名付けられ、長い名前が短縮されて「フォルテピアノ」「ピアノ」という呼称が生まれました。タッチによって強弱の変化や多彩な表現が可能となったクリストーフォリの発明は、現代のピアノへと継承されている基本的構造が多数あります。18世紀後半、チェンバロは衰退し人々はフォルテピアノに熱狂。幼少期のモーツァルトはチェンバロを演奏していましたが、フォルテピアノが市民権を得るのと時を同じくしてフォルテピアノのために作曲するようになります。
 ピアノのための史上初の曲集ジュスティーニや、クリストーフォリのピアノと関わりのあった作曲家の作品。そしてモーツァルトのイタリア旅行、ヘンデルから受けたバロック体験などから生まれた作品を、クリストーフォリで辿ります。

第28回公演の使用楽器:Klavier made by Akira Kubota after B.Cristofori [1726]

B.クリストーフォリ

《第28回》公演報告!
《第28回》2017年7月7日@近江楽堂 B.クリストーフォリ

小倉貴久子の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》第28回L.ジュスティーニ:ソナタ ト短調 Op.1-1/D.スカルラッティ:ト短調 K.8、ソナタ ニ短調 K.9/B.ガルッピ:ソナタ ハ長調/B.マルチェッロ:ソナタ 第4番 ト短調/G.F.ヘンデル:フーガ ハ短調、組曲第1集より第5番 ホ長調
W.A.モーツァルト:小品 ハ長調 K.9a、変ロ長調 K.15q/8つの変奏曲 ト長調 K.24/ヴェローナのアレグロ ト長調 K.72a/メヌエット ニ長調 K.94/組曲 ハ長調 K.399/ジーグ ト長調 K.574

(写真はゲネプロの様子)


今回の小倉貴久子の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》は、製作家のクリストーフォリを迎え催されました。久保田彰製のクリストーフォリ・ピアノを持ち込んでの演奏会。チェンバロともウィーンの初期フォルテピアノとも違う、個性的な音色のクリストーフォリが奏でる、18 世紀のイタリアの巨匠たちの作品や、モーツァルトの初期作品。そしてモーツァルトがヘンデルやJ.S.バッハの組曲に倣って書いた組曲 ハ長調 K.399や、ジーグ ト長調 K.574という珍しい作品。モーツァルトとクリストーフォリ・ピアノとの思いがけない出会いから、また新しいモーツァルトの魅力が露わになりました。今回も会場は満席、ご来場いただきましたみなさま、ありがとうございました!


《第29回》

2017年9月28日(木)午後7時開演(開場6:30)
近江楽堂
《第29回》は終了いたしました。

〔ゲスト作曲家〕J.B.アウエルンハンマー Josepha Barbara von Auernhammer [1758-1820]

小倉 貴久子(クラヴィーア)・山名敏之(クラヴィーア)

アウエルンハンマー:
〈魔笛〉のアリア「おいらは鳥刺し」の主題と6つの変奏曲 ト長調

モーツァルト:
小品 ト短調 K.15r
「ああお母様聞いてちょうだい」による12の変奏曲 ハ長調 K.265
四手のためのソナタ 変ロ長調 K.358
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 K.376(二台クラヴィーア版)
二台のクラヴィーアのための作品
フーガ ハ短調 K.426
ラルゲットとアレグロ 変ホ長調 K.deest
ソナタ ニ長調 K.448

チケットの入手方法、会場までの行き方などの詳細はこちらまで!

コンサートの聴きどころ 小倉貴久子

アウエルンハンマー[第29回]J.B.アウエルンハンマー

 「この若いお嬢さんはひどく醜い人です」。モーツァルトは父親にアウエルンハンマー嬢との浮ついた話などないと、彼女に対し気の毒なほどひどい言葉を手紙に書き連ねています。しかしこれにはモーツァルト特有のパラドックスが含まれているようです。「アウエルンハンマー嬢と結婚?」という噂も誠しやかに流れていたとか。いずれにしても、アウエルンハンマー嬢への特別な親愛の感情は、彼女と演奏するために作曲された諸作品を聴けば明らかです。また、姉・ナンネルとクラヴィーアでのデュオに慣れていたモーツァルトにとって、彼女の存在はかけがえのないものであったに違いありません。
 彼女にまつわる二台のクラヴィーアのための作品と連弾曲。アウエルンハンマー・ソナタ集として知られるヴァイオリン・ソナタを、当時のエピソードに基づき二台のクラヴィーアに編曲したもの。アウエルンハンマー作曲のモーツァルトの主題による変奏曲などをお届けします。

山名敏之

山名敏之 クラヴィーア Toshiyuki Yamana

 東京藝術大学、アムステルダム音楽院卒業。安川加寿子、W.ブロンズ、S.ホーホランドの各氏に師事。NHK「ぴあのピア」にフォルテピアノで出演。当時の3種類の鍵盤楽器でのハイドン全クラヴィーア独奏曲の演奏会を催す。CD「ハイドンと18世紀を彩った鍵盤楽器たち」は、レコード芸術、朝日新聞、音楽の友等で高い評価を得る。和歌山大学教育学部教授。

第29回公演の使用楽器:Klavier made by Chris Maene after Anton Walter [1795]、
Klavier made by Itaru Ohtagaki after J.L.Dulcken [1795]

Anton Walterデュルケン

《第29回》公演報告!
《第29回》2017年9月28日@近江楽堂 J.B.アウエルンハンマー

小倉貴久子の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》第29回J.B.アウエルンハンマー:モーツァルトのオペラ〈魔笛〉のアリア「おいらは鳥刺し」の主題と6つの変奏曲 ト長調
W.A.モーツァルト:小品 ト短調 K.15r、四手のためのそなた 変ロ長調 K.358、「ああ、お母様聞いてちょうだい」による12の変奏曲 ハ長調 K.265(演奏者による二台クラヴィーア編曲版)、二台のクラヴィーアのためのフーガ ハ短調 K.426、二台のクラヴィーアのためのラルゲットとアレグロ 変ホ長調(R.レヴィンによる補筆完成版)、ヴァイオリンとクラヴィーアのためのソナタ「アウエルンハンマー・ソナタ」ヘ長調 K.376(S.イェーツによる二台クラヴィーア編曲版)、二台のクラヴィーアのためのソナタ ニ長調 K.448

モーツァルトが非常に高く評価していたアウエルンハンマーのクラヴィーア演奏。彼女との共演のために、モーツァルトは二台クラヴィーアのための大規模な傑作作品を残しています。今回は、いつものヴァルターと、太田垣至製のデュルケンのクラヴィーアを運び込み、小倉貴久子と旧知の間柄である山名敏之さんとともにお送りしました。️アウエルンハンマー作曲の変奏曲や、どんな風になるか、と演奏するまで分からなかった「お母様聞いてちょうだい」変奏曲の2台フォルテピアノでの即興的な演奏も、お客様から大喝采をいただきました!


《第30回》

2017年11月3日(金・祝)午後1時30分開演(開場1:00)
第一生命ホール(晴海トリトンスクエア内)

〔ゲスト作曲家〕J.Ch.バッハ Johann Christian Bach [1735-1782]

小倉 貴久子(クラヴィーア)
桐山建志、天野 寿彦、廣海史帆、原田 陽、山内彩香(ヴァイオリン)

成田 寛、丸山 韶(ヴィオラ)・山本 徹(チェロ)・小室昌広(コントラバス)
前田りり子(フルート)・三宮正満・荒井 豪(オーボエ)
岡本正之、安本久男(ファゴット)・塚田 聡・大森啓史(ホルン)
☆ピリオド楽器使用室内オーケストラ☆

J.Ch.バッハ:
コンチェルト ニ長調 作品13-2

W.A.モーツァルト:
ロンドンのスケッチブックより小品 ハ長調 K.15s
コンチェルト ニ長調 K.107-1(原曲 J.Ch.バッハ:ソナタ ニ長調 作品5-2)
コンチェルト 第15番 変ロ長調 K.450
コンチェルト 第27番 変ロ長調 K.595

チケットの入手方法、会場までの行き方などの詳細はこちらまで!

【チケット発売・お問い合せ】
・メヌエット・デア・フリューゲル(主催)Tel.048-688-4921 klavier@kikuko-mdf.com
・メヌエット・デア・フリューゲルサイトからのチケットのご注文は、《第30回》のページよりお願いします。
・トリトンアーツ・チケットデスク Tel.03-3532-5702(平日11:00〜18:00)
http://www.triton-arts.net
【チケット発売】
・イープラス e+ 当公演の該当ページ

《第30回》公演チケット好評発売中!

コンサートの聴きどころ 小倉貴久子
ヨハン・クリスティアン・バッハ[第30回]J.Ch.バッハ
 モーツァルトの音楽にある「優しさや愛」は、モーツァルトがこの世の無慈悲や悲しみを知っていて、そこから超越する時間を慈しむ中で生まれたように思います。その世界が私たちを癒し、新鮮な感動を引き起こすのでしょう。やはりそのような音楽を書いた作曲家にヨハン・クリスティアン・バッハがいます。そして彼はモーツァルトに最も影響を与えた音楽家です。
 ライプツィヒの音楽的な環境に生まれ、父J.S.バッハ亡き後は、ポツダムの兄C.Ph.E.バッハの元で音楽修行時代を送ったクリスティアン。バッハ一族が根を張るテューリンゲン地方から飛び出し、ミラノへ活躍の場を求めます。教会音楽家の地位を得たにもかかわらず、オペラ作曲家への道を邁進。オペラを書くために移住したロンドンでは、市民のためのコンサートや、スクエアピアノ演奏の普及に貢献するなど音楽界を牽引。”ロンドンのバッハ”として大活躍します。
 ロンドンで活動を始めた頃のクリスティアンを8歳のモーツァルトが訪れます。21歳もの年齢差にも関わらず、クラヴィーアの連弾や即興演奏で意気投合。その後も終生変わらぬ敬愛の情を抱いていたモーツァルト。音楽で結ばれた二人の充実のコンチェルトをお楽しみいただきます。
桐山建志 桐山 建志 ヴァイオリン Takeshi Kiriyama *コンサートマスター

東京藝術大学を経て同大学院修了。フランクフルト音楽大学卒業。1998年第12回古楽コンクール「山梨」第1位。1999年ブルージュ国際古楽コンクール第1位。現在、愛知県立芸術大学准教授、フェリス女学院大学講師。

天野寿彦 天野寿彦 ヴァイオリン Toshihiko Amano

東京藝術大学大学院修士課程修了。バッハ・コレギウム・ジャパン、アントネッロ等主要な古楽団体の公演、録音、TV収録に参加。サイモン・スタンディジと仲間たち主宰。

廣海史帆 廣海 史帆 ヴァイオリン Shiho Hirom

東京藝術大学大学院修士課程古楽科を修了。古楽コンクール<山梨>最高位。バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ等の公演に参加している

原田 陽 原田 陽 ヴァイオリン Akira Harada

ジュリアード音楽院、パリ国立高等音楽院大学院課程に学ぶ。S&R財団ワシントン賞受賞。アンサンブル・ジェネシス メンバー、横浜シティアンサンブル コンサートマスター。

山内彩香 山内 彩香 ヴァイオリン Ayaka Yamauchi

桐朋学園大学、独・ケルン音楽大学卒業。ヨーロッパ各地のアンサンブルグループのメンバーとして活動。帰国後はバッハ・コレギウム・ジャパンなど主要古楽演奏団体で活躍。

成田 寛 成田 寛 ヴィオラ Hiroshi Narita

デン・ハーグ音楽院に留学。東京フィルハーモニー交響楽団首席奏者を経て現在、山形交響楽団契約首席奏者。ピリオド楽器奏者としてオーケストラ・リベラ・クラシカなどで活躍。
[写真:H.Sugimoto ]

丸山 韶 丸山 韶 ヴィオラ Sho Maruyama

京都市立芸術大学を首席で卒業。東京藝術大学古楽科修了。バッハ・コレギウム・ジャパンやコントラポント等で活躍。古楽オーケストラLa Musica Collana主宰。

山本 徹 山本 徹 チェロ Toru Yamamoto

東京藝術大学大学院とチューリヒ芸術大学修了。第16回ライプツィヒ国際バッハ・コンクール第2位。バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカのメンバー。 [写真:井村重人]

小室昌広 小室 昌広 コントラバス Masahiro Komuro

東京藝術大学大学院修了。コントラバス奏者として活躍するかたわら、作曲・編曲の分野での活躍も著しい。藝大フィルハーモニア管弦楽団所属。尚美ミュージックカレッジ講師。

前田りり子

前田りり子 フルート Liliko Maeda

桐朋学園大学に進学後、デン・ハーグ王立音楽院大学院を修了。ブルージュ国際古楽コンクール第2位。バッハ・コレギウム・ジャパンなどで活躍。著書に「フルートの肖像」。

三宮正満 三宮 正満 オーボエ Masamitsu San'nomiya

バッハ・コレギウム・ジャパン首席オーボエ奏者。アンサンブル・ヴィンサント主宰。東京藝術大学古楽科講師。2008年より田村次男氏と共にオーボエを製作している。

荒井 豪 荒井 豪 オーボエ Go Arai

桐朋学園大学卒業後、現在ベルリン芸術大学大学院に在籍中。ベルリン古楽アカデミーなどヨーロッパ各地の団体をはじめに、バッハ・コレギウム・ジャパンなど日本国内でも活躍。

岡本正之 岡本正之 ファゴット Masayuki Okamoto

東京藝術大学卒業。日本管打楽器コンクール第1位。東京都交響楽団ファゴット首席奏者としての活動を中心に様々なアンサンブルでソリスト等として活躍。桐朋学園大学特任教授。

安本久男 安本久男 ファゴット Hisao Yasumoto

東京藝術大学卒業。これまで芸大フィルハーモニア団員、ハンブルク交響楽団、州立ハレ歌劇場管弦楽団の契約団員を勤める。現在は国内にて演奏や指導など多方面で活躍。

塚田 聡 塚田 聡 ホルン Satoshi Tsukada

東京藝術大学卒業。アムステルダム音楽院に留学。古典派時代のディヴェルティメントをメインレパートリーとするラ バンド サンパ主宰。ナチュラルホルン奏者として各団体で活躍。

大森啓史 大森 啓史 ホルン Keiji Omori

東京藝術大学大学院修了。シカゴへ留学。千葉交響楽団団員。エマーノン・ブラス・クインテット、エロイカ木管五重奏団での活動の他、ナチュラルホルン奏者としても活躍。


第30回公演の使用楽器:Klavier made by Chris Maene after Anton Walter [1795]

Anton Walter


*予告*
《第31回》2018年3月26日(月)午後7時開演 於:近江楽堂
C.Ph.E.バッハ 
クラヴィーア:小倉貴久子

《第32回》2018年5月22日(火)午後7時開演 於:近江楽堂
G.パイジエッロ
クラヴィーア:小倉貴久子、カウンターテナー:彌勒忠史

《第33回》2018年8月6日(月)午後7時開演 於:近江楽堂
E.T.A.ホフマン
クラヴィーア:小倉貴久子、ヴァイオリン:丸山 韶、チェロ:島根朋史


〔第21回から第29回〕
会場/近江楽堂

(京王新線「初台」駅下車、オペラシティ方面出口3分)

〒163-1407 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティ3階
Tel. 03-5353-6937(近江楽堂・松木アートオフィス)

全席自由:一回券4,000円(学生2,000円)
三回セット券(第27回〜第29回):10,000円
(「メヌエット・デア・フリューゲル」及び「近江楽堂・松木アートオフィス」でのみ取扱い)

後援/日本モーツァルト協会・日本モーツァルト愛好会
一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会・東京藝術大学音楽学部同声会
協力:KiKla

【チケット発売・お問い合せ】
・メヌエット・デア・フリューゲル(主催)Tel.048-688-4921 mdf-ks@h7.dion.ne.jp
当サイト《チケットお申し込みコーナー》よりお申し込みください。
・近江楽堂・松木アートオフィス Tel.03-5353-6937
【チケット発売】
・東京オペラシティチケットセンター Tel.03-5353-9999
・イープラス e+ http://eplus.jp/
・東京文化会館チケットサービス Tel.03-5685-0650 http://www.t-bunka.jp/ticket/

・当日券の有無についてはお問い合せの上ご来場ください。
・未就学児の入場はご遠慮ください。
・都合により出演者、曲目が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

[東京オペラシティ 交通のご案内]
●京王新線〈都営地下鉄新宿線相互乗入れ〉初台駅東口・・・徒歩5分以内
●小田急線 参宮橋・・・徒歩約14分
●都営地下鉄大江戸線 西新宿五丁目駅A2出口・・・徒歩約17分
●渋谷駅西口よりバス・・・約20分
 京王バス〈渋64〉:東京オペラシティ南または東京オペラシティ下車
 京王バス〈渋61〉〈渋63〉〈渋66〉/都営バス〈渋66〉:東京オペラシティ南下車
*駐車場(B2)7:00~23:30 30分300円


〔第30回〕
会場/第一生命ホール
 WebSite
(晴海トリトンスクエア内:都営地下鉄大江戸線「勝どき駅」A2出口を出て交差点を渡らずに左へ徒歩8分)

〒104-0053 東京都中央区晴海1-8-9 晴海トリトンスクエア内
Tel. 03-3532-3535(第一生命ホール)

全席指定:4,000円(学生2,000円)

《第30回》公演チケット好評発売中!
・メヌエット・デア・フリューゲルサイトからのチケットのご注文は、《第30回》のページよりお願いします。

共催:認定NPO法人トリトン・アーツ.ネットワーク/第一生命ホール
助成:公益財団法人 アサヒグループ芸術文化財団、公益財団法人 朝日新聞文化財団
後援:日本モーツァルト協会、東京藝術大学音楽学部同声会、日本モーツァルト愛好会、一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会
協力:近江楽堂 松木アートオフィス、コジマ録音 ALM RECORDS、KiKla
トリトンアーツ共催公演

【チケット発売・お問い合せ】
・メヌエット・デア・フリューゲル(主催)Tel.048-688-4921 klavier@kikuko-mdf.com
・メヌエット・デア・フリューゲルサイトからのチケットのご注文は、《第30回》のページよりお願いします。
・トリトンアーツ・チケットデスク Tel.03-3532-5702(平日11:00〜18:00)
http://www.triton-arts.net
【チケット発売】
・イープラス e+ 当公演の該当ページ

・未就学児の入場はご遠慮ください。
・都合により出演者、曲目が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

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第1回〜第10回 過去の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》の記録
第11回〜第20回 過去の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》の記録

「モーツァルトのクラヴィーアのある部屋」クーポン券について

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CDプレゼント・クーポン券を6枚集めると、小倉貴久子演奏のお好きなCD1枚*をプレゼント!

クーポン券は、毎回のプログラム冊子の裏表紙左下隅に印刷されています。
クーポン券を切り取って所定の台紙に6枚貼ったらコンサート会場CD販売デスクへお持ちください。
郵送でもお申し込みいただけます。クーポン券は回が連続していなくても可。同一回複数枚は不可。
万が一、クーポン券を紛失された場合は無効となります。またクーポン券の再発行は致しかねます。
当シリーズが終了した場合は、当クーポン券の効力も消滅します。
有効期限はありません。クーポン券台紙はコンサート会場にて配布しております。
現在販売中のディスクの中からお好きなものをお選びいただけます。ただし2枚組は除きます。

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