小倉貴久子の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》
【シリーズコンサート】

《第31回》C.Ph.E.バッハ 《第32回》G.パイジエッロ 《第33回》E.T.A.ホフマン
《第34回》J.S.バッハ 《第35回》A.エーベルル 《第36回》J.S.シュレーター
《第37回》G.Ch.ヴァーゲンザイル 《第38回》C.M.v.ヴェーバー 《第39回》L.モーツァルト
第1回〜第10回 過去の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》の記録
第11回〜第20回 過去の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》の記録
第21回〜第30回 過去の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》の記録

《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》には毎回、モーツァルトと関わりのある作曲家等をひとりずつゲストとして迎えます。 モーツァルトとゲスト作曲家のクラヴィーアのソロ作品、またピリオド楽器奏者と共にお届けする室内楽、連弾、歌曲などなど、お話を交えながらのコンサートです。 18世紀にタイムスリップしたかのようなひととき、《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》にみなさまをご案内いたします!

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第11チクルス
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《第31回》

2018年3月26日(月)午後7時開演(開場6:30)
近江楽堂

《第31回》公演は終了しました。

〔ゲスト作曲家〕C.Ph.E.バッハ Carl Philipp Emanuel Bach [1714-1788]

小倉 貴久子(クラヴィーア)

C.Ph.E.バッハ:
「音の肖像画」Wq.117より「ベーマー」
練習曲集よりソナタWq.63-1
変奏繰り返しつきのソナタ イ短調Wq.50-3
「スペインのフォリア」による変奏曲Wq.118/9
わがジルバーマン クラヴィーアとの別れのロンドWq.66
C.Ph.E.バッハの感情〜自由なファンタジーWq.67

モーツァルト:
小品 へ長調K.15t
プレアンブルムK.deest
「美しいフランソワーズ」による変奏曲K.353
ファンタジー ハ短調K.475
ソナタ ハ短調K.457

コンサートの聴きどころ 小倉貴久子

C.Ph.E.バッハ[第31回]C.Ph.E.バッハ

 大バッハの次男として生まれたカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ。「彼は父であり、われわれは子供である」とモーツァルトは尊敬し、11歳の時にはエマヌエルの作品をクラヴィーア協奏曲K.40の第3楽章に編曲。C.Ph.E.バッハの名著『正しいクラヴィーア奏法』、ロンドやファンタジーなどの鍵盤作品は、モーツァルトに影響を与えています。
 コンサートでは、繰り返し時の変奏を全て書き留めた「変奏繰り返し付きソナタ」「C.Ph.E.バッハの感情〜自由なファンタジー」など、バッハ特有の独創的な作品と、モーツァルト渾身の力作ファンタジーK.475とソナタK.457、どちらも1778年に作曲された12の変奏曲、「美しいフランソワーズ」と「スペインのフォリア」を演奏。霊感やインスピレーションに優しく反応し、甘美な憂鬱、恋の悩み、別れの悲しみ、ファンタジーなどの表現に適した鍵盤楽器クラヴィコードとフォルテピアノによって、18世紀の偉大なる作曲家ふたりの天才的な個性が輝きます。

第31回公演の使用楽器:Klavier made by Chris Maene after A.Walter [1795]、
Clavichord made by Kenta Fukamatti after Ch.G.Hubert [1770s]

Anton Walterクラヴィコード

《第31回》公演報告!
《第31回》2018年3月26日@近江楽堂 C.Ph.E.バッハ

小倉貴久子の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》第31回C.Ph.E.バッハ:「音の肖像画」Wq.117より「ベーマー」、練習曲集よりソナタWq.63-1、変奏繰り返しつきのソナタ イ短調Wq.50-3、「スペインのフォリア」による変奏曲Wq.118/9、わがジルバーマン クラヴィーアとの別れのロンドWq.66、C.Ph.E.バッハの感情〜自由なファンタジーWq.67

W.A.モーツァルト:小品 へ長調K.15t/プレアンブルムK.deest、「美しいフランソワーズ」による変奏曲K.353、ファンタジー ハ短調K.475、ソナタ ハ短調K.457

(写真はゲネプロの様子)


モーツァルト幼少の頃より親しんでいた北ドイツの巨匠、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ。ポツダムのサンスーシ宮殿で宮仕えしながらも、「正しいクラヴィーア奏法」や「変奏繰り返しつきのソナタ」などを世に問い、モーツァルトもそれらから影響を受けていました。ハンブルクの音楽監督になってからのバッハは独創性をさらに深めてゆきます。
この日の演奏会では、いつものヴァルターモデルのフォルテピアノに加え、クラヴィコードを持ち込み、この2台の楽器で、両者の呼応し合うファンタジーをお聴きいただきました。

「音楽の友」2018年5月号《コンサート・レビュー》

モーツァルトのクラヴィーアのある部屋(第31回「C.Ph.E.バッハ」)
 小倉貴久子が、近江楽堂という条件絶好の小ホールを得て続けている連続演奏会のひとこま。モーツァルトに、同時代作曲家から誰かを選んでからませるというプログラム作りだが、今回の「ゲスト」はC.Ph.E.バッハ。モーツァルトはこのバッハ家次男と直接に会ってはいないが、作品を知り影響は受けている。プログラムは右のことの実証も踏まえて興味深いものだったが、とりわけ第2部が圧巻。C.Ph.E.が持前の「情感を強く打ち出す」作風を発揮した《自由なファンタジー》嬰ヘ短調(フォルテピアノにより演奏)、《わがジルバーマン・クラヴィーアとの別れ》ホ短調(クラヴィコードにより演奏)、そしてモーツァルトの「幻想曲」K457(フォルテピアノによる)。これらはまさしく迫真の秀演で、感動のほかなかった。背後に飾られたモーツァルト、C.Ph.E.バッハの肖像が、満足と感謝の微笑を浮かべつつ、やおら手を伸ばして弾き手の頭を撫でているような気がしたほどに。(3月26日・東京オペラシティ・近江楽堂)〈濱田滋郎氏〉

《当日のアンケート・ブログなどより》
・クラヴィコードの音色がとても素敵でした。また聴きたいです。C.Ph.E.バッハ、大王のもとではあまり待遇が良くなかったときくので、ストレスたまってたのかしら・・・などと思いました。その分、素晴らしい曲として昇華させたのかな。
・今日は特に良かった。演奏にドップリと入り込んでしまった。ピアノの右後ろの席が先生の素晴らしい指さばきと楽譜も見れてお気に入りです。本日も、ありがとうございました。心と脳にたくさん栄養いただきました。
・私の席からは人の肩ごしに指先しか見えず、まるでモーツァルトが弾いている様でした(見た事はありませんが・・・)又、来たいと思います。
・CPEバッハの奔放さが大変良く味わえました。特に後半の2曲は素晴らしかったです。
・18世紀、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンは音楽史に名を残したが、それ以外にも多くの音楽家がヨーロッパ全土で活躍していたはず。私は音楽の専門家ではないのでふと感じたそのような疑問を少しずつ潰していくことがいつか、ライフワークになってしまいました。
・とっても楽しいコンサートでした!!カール・フィリップのことをもっともっと知りたい!と思いました。C.Ph.E.BachとW.A.Mozartと並べての「12のVar.」やフォルテピアノとクラヴィコードの両方を聴くことができて、もりだくさんの夜。完全に満たされました。「自由なファンタジー」本当にすばらしい作品ですね!!素晴らしい企画、素晴らしい演奏で素晴らしい作品を楽しませて下さりありがとうございます。心より・・・
・熟達の演奏家によるオリジナル楽器演奏を間近に聴くことができ、実に心癒され、幸せをいつも感じております。本当に素晴らしいもったいない企画だと思います。益々のご発展をお祈りしております。会場が大きくなりすぎたりチケット入手困難になっては困りますが。
 (ご来場のお客さまのブログやメッセージから転載しました)


《第32回》

2018年5月22日(火)午後7時開演(開場6:30)
近江楽堂

《第32回》公演は終了しました。

〔ゲスト作曲家〕G.パイジエッロ Giovanni Paisiello [1740-1816]

小倉 貴久子(クラヴィーア)・彌勒忠史(カウンターテナー)

G.パイジエッロ:
歌劇《哲学者気取り》より「主よ幸いあれ」
歌劇《セヴィリャの理髪師》より序曲、「私はランドール」「その時が近づいています」
6つのソナタ より

モーツァルト:
小品 ニ短調K.15u
歌劇《フィガロの結婚》より「自分で自分がわからない」「恋とはどんなものかしら」
「クローエに」K.524「夕べの想い」K.523「春への憧れ」K.596
パイジエッロの歌劇《哲学者気取り》より「主よ幸いあれ」による6つの変奏曲 へ長調 K.398
ボードロンの歌劇《セヴィリャの理髪師》より「私はランドール」による12の変奏曲 変ホ長調K.354

コンサートの聴きどころ 小倉貴久子

G.パイジエッロ[第32回]G.パイジエッロ

 国際的な影響力を誇った作曲家パイジエッロは、オペラの都市ナポリで頭角を現し、その後エカテリーナⅡの宮廷で活動。ナポリに戻り王室楽長・宮廷作曲家として不動の地位を手に入れますが、フランス革命後の後半生は激動の波にのまれてゆきます。ナポレオンの寵愛を得てパリに招かれるも短期間で帰郷。ナポリ共和制下では責任ある地位を得ますが、王政復古期には宮廷から冷遇されます。
 83年にウィーンでパイジエッロの《セヴィリャの理髪師》が初演され大人気。モーツァルトの《フィガロの結婚》(86年)は、その続編が意識されていて、音楽も影響を受けています。皇帝ヨーゼフⅡの御前でクレメンティと競演した際、ロシア大公夫妻から「我がパイジエッロのソナタを弾いて」と請われ演奏。ブルグ劇場での大演奏会の折にも、パイジエッロのオペラの一節を変奏曲にしたり、ウィーン滞在中のパイジエッロを演奏会に招くなど、モーツァルトは敬意の念を抱いていました。

彌勒忠史

彌勒忠史 カウンターテナー Tadashi Miroku

平成24年度(第63回)芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。千葉大学大学院修了。東京藝術大学卒業。CD「No early music, No life?」(朝日新聞推薦盤)など。著作『イタリア貴族養成講座』(集英社)、『歌うギリシャ神話』(アルテス・パブリッシング)など。NHKラジオ・イタリア語講座講師。在日本フェッラーラ・ルネサンス文化大使。二期会会員。

第32回公演の使用楽器:Klavier made by Chris Maene after Anton Walter [1795]

Anton Walter

《第32回》公演報告!
《第32回》2018年5月22日@近江楽堂 G.パイジエッロ

第32回公演G.パイジエッロ:歌劇《哲学者気取り》より「主よ幸いあれ」/歌劇《セヴィリャの理髪師》より序曲、「私はランドール」「その時が近づいています」/6つのソナタ より
W.A.モーツァルト:小品 ニ短調K.15u/歌劇《フィガロの結婚》より「自分で自分がわからない」「恋とはどんなものかしら」/「クローエに」K.524「夕べの想い」K.523「春への憧れ」K.596/パイジエッロの歌劇《哲学者気取り》より「主よ幸いあれ」による6つの変奏曲 へ長調 K.398/ボードロンの歌劇《セヴィリャの理髪師》より「私はランドール」による12の変奏曲 変ホ長調K.354


18世紀イタリア随一のオペラ・ブッファの作曲家、ジョヴァンニ・パイジエッロがモーツァルトに与えた影響は計り知れません。ウィーンで流行っていたパイジエッロのオペラの名旋律をモーツァルトは変奏曲にしています。歌劇《哲学者気取り》より「主よ幸いあれ」の元曲から、それを元にしたモーツァルトの変奏曲へ繋いだり、《セヴィリャの理髪師》→《フィガロの結婚》の密接な関係が露わとなったり。NHK-FMイタリア語講座の講師も務める、カウンターテナーの彌勒忠史とともにお贈りした第32回は、オペラと歌曲の世界にどっぷりと浸る回になりました。《フィガロの結婚》では、小倉貴久子がスザンナに扮して演奏。大いに盛り上がりました。

Mercure des Arts コンサートレビュー 藤堂清氏評


《第33回》

2018年8月6日(月)午後7時開演(開場6:30)
近江楽堂

《第33回》公演は終了しました。

〔ゲスト作曲家〕E.T.A.ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann [1776-1822]

小倉 貴久子(クラヴィーア)・丸山 韶(ヴァイオリン)・島根朋史(チェロ)

E.T.A.ホフマン:
クラヴィーアトリオ ホ長調 AV52
クラヴィーアソナタ イ長調 AV22

モーツァルト:
小品 へ長調K.15v
ヴァイオリンソナタ ト長調K.379
クラヴィーアトリオ ホ長調K.542

コンサートの聴きどころ 小倉貴久子

E.T.A.ホフマン[第33回]E.T.A.ホフマン

 ドイツ・ロマン派を代表する文学者エー・テ-・ア・ホフマンの同時代作曲家への的を射た音楽批評は、今でも引用されています。小説『クライスレリアーナ』はピアノ曲「クライスレリアーナ」を生み出すインスピレーションをシューマンに与えました。本職は裁判官でしたが、その多才さは驚くばかりで、歌劇場の演出や画業までこなしました。しかし彼にとっては音楽こそが特別で、音楽家として名を残すことが夢でした。親が名付けたキリスト名を「アマデウス」に自身で差し替えるほどのモーツァルト好き。特に第39番変ホ長調のシンフォニーがお気に入りで、ホフマンはこれに倣ってシンフォニーを書いています。
 バンベルクの劇場で作曲家として雇われていた時に書かれた充実のピアノトリオ、モーツァルトへの憧憬を感じさせるソナタと共に、ドラマティックなヴァイオリンソナタK.379、ミューズの微笑みを感じる端正な佇まいと美の調和のトリオK.542をお楽しみいただきます。

丸山韶

丸山 韶 ヴァイオリン Sho Maruyama

京都市立芸術大学を首席卒業。東京藝術大学古楽科修了。鎌倉市音楽コンクール総合第1位、高文連ソロ・コンテスト総合第1位。バッハ・コレギウム・ジャパン、古楽アンサンブルコントラポントのメンバー。古楽オーケストラ《La Musica Collana》、古楽アンサンブル《Ensemble LMC》を主宰。煌びやかで魅力的な彼のヴァイオリンに今、各方面から熱い視線が注がれている。

島根朋史

島根朋史 チェロ Tomofumi Shimane

パリ7区音楽院修了。現在、東京藝術大学博士課程在籍。アカンサス音楽賞受賞他、受賞歴多数。フランスではソロリサイタルや、ヴェルサイユ王室礼拝堂等の教会コンサートに多数出演。古楽オーケストラ《La Musica Collana》首席奏者、弦楽アンサンブルTGSメンバー。チェロ四重奏Casty 1st奏者。全ての活動でガット弦の楽器を使用する、バロック・古典・現代の三刀流チェロ奏者。

第33回公演の使用楽器:Klavier made by Chris Maene after Anton Walter [1795]

Anton Walter

《第33回》公演報告!
《第33回》2018年8月6日@近江楽堂 E.T.A.ホフマン

第33回本番E.T.A.ホフマン:クラヴィーアトリオ ホ長調 AV52/クラヴィーアソナタ イ長調 AV22
W.A.モーツァルト:小品 ヘ長調 K.15v/ヴァイオリンソナタ ト長調 K.379/クラヴィーアトリオ ホ長調 K.542


エー・テー・ア・ホフマンといえば、ドイツロマン派を代表する文学者としてまず知られていますが、彼の本職は裁判官。その上、歌劇場の演出家や画業もこなし、そしてなにより作曲家として身を立てることが夢だったとか。ホフマンの音楽とがっぷりと取り組む中で、その独自の美学に触れ、作曲家としての腕前も確かなものと知り、リハーサル中から興奮の連続、本番もとりわけエキサイティングなものとなりました。弦楽器を鳴らすことに長けたヴァイオリンの丸山韶さんと、チェロの島根朋史さんの音楽没入タイプの演奏はホフマンの音楽にぴったり。そして、ミューズの微笑みを感じる端正な佇まいと美の調和するホ長調のトリオでもうっとりとする音楽を奏でてくれました。

「音楽の友」2018年10月号《コンサート・レビュー》

8月6日・東京オペラシティ近江楽堂・丸山韶(vn)、島根朋史(vc)・モーツァルト「小品」K15v「クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタ」K379、E.T.A.ホフマン「クラヴィーアとヴァイオリン、チェロのための大三重奏曲」AV52「クラヴィーアソナタ」AV22、モーツァルト「クラヴィーアとヴァイオリン、チェロのための三重奏曲」K542
 公演表題の「モーツァルトのクラヴィーアのある部屋」への今回のゲストは、モーツァルトへの限りない敬慕の念ゆえにミドルネームをさえアマデウスに変えた、ベートーヴェンとほぼ同時代を作家、音楽家、画家また法律家として生き、さらにシューマンの音楽(《クライスレリアーナ》など)や本邦の夏目漱石(『吾輩は猫である』)にも影響を与えたことでも知られるE.T.A.ホフマン。
 A音を低めの430Hz(現行は440Hz)に調律されたA.ヴァルターのフォルテピアノ(1795年モデル)の素晴らしいレプリカ(C.メーネ制作)のひびきの特質、つまり弾力に富み澄んだ広がりの、柔らかく含蓄あるひびきと両弦楽器のガット弦が醸し出す、内面的奥行きの深さと豊穣さのひびきの、往時を彷彿する音楽世界を享受した。
 冒頭に演奏されたソロ作品(モーツァルト8歳時の作品)はすでに後の発展を意識させる音楽であり、奏者の繊細でウイットに富む表現は(前述の楽器の特性を前提にして)モーツァルトの(こう述べて良ければ)ロマンティズムを具現したようだ。ヴァイオリンとの二重奏、さらにチェロをくわえた三重奏においても、楽器相互の「相性」は最高の部類に属するものに感じられ、奏者それぞれの心中を満たす感情の襞がそのままひびきや表現として吐露されるような、欲しいままの表現を聴くことができた。三重奏では、クラヴィーア奏者の楽器の魅力と能力を最大限に引き出す伸びやかで多彩な叙情性の、急速な楽章(あるいは部分)での精緻で確実な流麗さの、ヴァイオリン奏者の内面の感情の多様性と奔放さの、チェロ奏者の端正な佇まいによる内面性の堅固さなどの、三者の表現が「個」として融和する、素晴らしい完成度の音楽を聴くことができた。〈石川哲郎氏〉


《第34回》

2018年10月15日(月)午後7時開演(開場6:30)
近江楽堂

《第34回》公演は終了しました。

〔ゲスト作曲家〕J.S.バッハ Johann Sebastian Bach [1685-1750]

小倉 貴久子(クラヴィーア)

J.S.バッハ:
平均律クラヴィーア曲集 第1巻より 第17番 変イ長調 BWV862
平均律クラヴィーア曲集 第2巻より 第7番 変ホ長調 BWV876
ファンタジーとフーガ イ短調 BWV904
パルティータ 第4番 ニ長調 BWV828

モーツァルト:
小品 ハ短調 K.15z
フーガ ト短調 K.401
ソナタ 変ホ長調 K.282
ソナタ ト長調 K.283

コンサートの聴きどころ 小倉貴久子

J.S.バッハ[第34回]J.S.バッハ

 ファン・スヴィーテン男爵を介して知ったJ.S.バッハの作品からモーツァルトは大きな影響を受けました。このバッハ体験は《第7回》で焦点を当てましたが、今回はタンゲンテンフリューゲル(以下タンゲンテン)との関連を軸にモーツァルトとバッハの作品に光を当てます。タンゲンテンはチェンバロに似た音色で、タッチにより音の強弱がつけられるため「表情豊かなチェンバロ」として18世紀のドイツで愛好されました。「ピアノの発明者クリストーフォリ」を知らなかった1717年に、ドイツでこのアクションを考案したCh.G.シュレーターは、「我こそピアノの発明者」と主張しました。バッハはシュレーターと親しかったので、タンゲンテンを演奏した可能性があります。
 モーツァルトを夢中にさせたバッハの《平均律クラヴィーア曲集》《パルティータ》。ザルツブルグではシュペート製のタンゲンテンを愛用していたモーツァルト。新たな初期のソナタ像が浮かび上がることでしょう。

第34回公演の使用楽器:Tangentenflügel made by Akira Kubota

タンゲンテンフリューゲル

《第34回》公演報告!
《第34回》2018年10月15日@近江楽堂 J.S.バッハ

第34回J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻より 第17番 変イ長調 BWV862/平均律クラヴィーア曲集 第2巻より 第7番 変ホ長調 BWV876/ファンタジーとフーガ イ短調 BWV904/パルティータ 第4番 ニ長調 BWV828
W.A.モーツァルト:小品 ハ短調 K.15z/フーガ ト短調 K.401/ソナタ 変ホ長調 K.282/ソナタ ト長調 K.283

ザルツブルクでの青年モーツァルトが愛用していた鍵盤楽器のひとつはシュペート製のタンゲンテンフリューゲルでした。今回の公演で持ち込んだタンゲンテンフリューゲルは、Ch.G.シュレーターが1717年に書いた設計図を基に久保田彰が2017年に仕上げた楽器。シュレーターと親しくしていたJ.S.バッハにとって、強弱の可能なチェンバロの様相をもつタンゲンテンフリューゲルはどのような位置づけだったのでしょうか。
この日演奏したモーツァルトの2曲のソナタは、シュペート製のタンゲンテンフリューゲルが作曲者の身近にあったころの作品。作品の息づくさまが生々しく演奏者自身も興奮。J.S.バッハ渾身の〈パルティータ〉が表情豊かに歌われ、またバッハのフーガとモーツァルトのフーガの競演に会場が沸きました。

「音楽の友」2018年12月号《コンサート・レビュー》

10月15日・東京オペラシティ近江楽堂・J.S.バッハ《平均律クラヴィーア曲集第1巻》から第17番、同《平均律クラヴィーア曲集第2巻》から第7番、モーツァルト「ソナタ」K282、同「ソナタ」K283、J.S.バッハ「パルティータ第4番」、他
 昨今はクラヴィーア音楽への理解と関心が画期的に高まってきたが、その状況を拓いた最大の功労者の一人が小倉貴久子である。時に2ヶ月に1度のハイペースで開催している「モーツァルトのクラヴィーアのある部屋」の第34回は、久保田彰氏製作のタンゲンテンフリューゲル(2017年)を使用して、J.S.バッハとモーツァルトの関連性を解き明かした。着想のゆたかさ、掘り下げの深さ、説得力溢れるトークも魅力だが、何よりも、楽器に命を吹き込み人格すら宿らせる高次の演奏力が来聴者を魅了し、次回にも足を運ばせていると痛感する。チェンバロからフォルテピアノへの過渡期のクラヴィーアであるタンゲンテンフリューゲルの性能が活かされていて、細かく強弱がつけられ、精妙なアゴーギグも駆使された。その演奏は驚くほど起伏豊かである。モデレーターが装備されているそうだが、それも使いこなされて音色の変化によっても聴き手を楽しませた。両作曲家のつながりを説く選曲ばかりではなく、最後に「パルティータ第4番」という大曲が置かれたことも演奏会を充実感のあるものにした。〈萩谷由喜子氏〉


《第35回》

2018年12月27日(木)午後7時開演(開場6:30)
近江楽堂

〔ゲスト作曲家〕A.エーベルル Anton Eberl [1765-1807]

小倉 貴久子(クラヴィーア)・荒木 優子(ヴァイオリン)

A.エーベルル:
トッカータ ハ短調 作品46
クラヴィーアソナタ ハ短調 作品1
クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタ ニ短調 作品14

モーツァルト:
小品 変ロ長調 K.15w
クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタ イ長調 K.305
クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタ 変ロ長調 K.454

コンサートの聴きどころ 小倉貴久子

A.エーベルル[第35回]A.エーベルル

 モーツァルトの精神を受け継ぎ、ロマン派を見据えるような作品を書いたエーベルル。ベートーヴェンの〈英雄〉初演時に一緒に演奏されたエーベルルのシンフォニー変ホ長調が当時、〈英雄〉よりも高い評価を受けたという逸話からも、この作曲家の実力の程を知ることができます。特に初期の作品にはモーツァルトの作風を彷彿とさせるものがあり、生前から彼の名ではなくモーツァルトの名で出版される作品が後を絶たず、エーベルルはその誤りを正すために苦労をすることにもなりますが、それだけ両者の作品には似通っていたものがあるという証明にもなっています。
 当公演では、アルタリア社からモーツァルト「最後の偉大なソナタ」と銘打って出版された92年に書かれたエーベルルの作品1のソナタ、ピアノ音楽の街ウィーンから生まれた「トッカータ」、ベートーヴェンと比肩するヴァイオリンソナタを。モーツァルトの作品からは名品ヴァイオリンソナタを2曲お届けします。

荒木優子

荒木 優子 ヴァイオリン Yuko Araki

桐朋女子高等学校を経て桐朋学園大学卒業。卒業演奏会に出演。同大学研究科修了。《バッハ・コレギウム・ジャパン》《オーケストラ・リベラ・クラシカ》《レ・ボレアード》など多数の古楽オーケストラのコンサートやCD録音に参加している。神奈川県立弥栄高等学校非常勤講師。
Photograph : 三浦興一

第35回公演の使用楽器:Klavier made by Chris Maene after Anton Walter [1795]

Anton Walter

チケットのお申し込み方法などの詳細はこちらまで


《第36回》

2019年3月27日(水)午後7時開演(開場6:30)
近江楽堂

〔ゲスト作曲家〕J.S.シュレーター Johann Samuel Schroeter [c.1752-1788]

小倉 貴久子(クラヴィーア)・渡邉 さとみ(ヴァイオリン)
松永 綾子(ヴァイオリン/ヴィオラ)・懸田 貴嗣(チェロ)

J.S.シュレーター:
ヴァイオリンとバスつきのクラヴィーアソナタ ニ長調 作品2-1
クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 作品4-5
コンチェルト ハ長調 作品3-3

モーツァルト:
小品 ハ長調 K.15x
ディヴェルティメント(三重奏曲) 変ロ長調 K.254
クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 K.301
四重奏曲 ト短調 K.478

コンサートの聴きどころ 小倉貴久子

J.S.シュレーター[第36回]J.S.シュレーター

 ライプツィヒの音楽家の家系に生まれたヨハン・ザムエル・シュレーターは、一家でヨーロッパを巡演した際にロンドンにとどまり、その地でクラヴィーアの名手として名を挙げます。特に(チェンバロではなく)ピアノの特性を生かした、速いパッセージでも優美に歌う奏法で人気を呼び、イギリス宮廷とも深く関わりをもつようになり、宮廷内でのコンサートや音楽教師として活躍しました。ロンドンでクラヴィーアの入った室内楽作品を次々に出版し、それらの楽譜を見たモーツァルトは、彼の作品3のクラヴィーア協奏曲に感銘を受けカデンツァを作曲しています。モーツァルトのクラヴィーア協奏曲に与えた影響は見過ごせません。
 今夕は、そんなモーツァルトの源泉を聴くようなシュレーターの弦楽器とクラヴィーアのための作品各種。モーツァルトのヴァイオリンソナタとディヴェルティメント(トリオ)と、珠玉の名曲ト短調のカルテットを色彩豊かにお届けします。

渡邉さとみ

渡邉 さとみ ヴァイオリン Satomi Watanabe

桐朋学園大学卒業、及び同研究科終了。フランスにて《レザールフロリサン》《アンサンブルピグマリオン》ほか様々なアンサンブルで活動。また、ナタリー・シュトゥッツマンのCD「Une Cantate Imaginaire」の《アンサンブル・オルフェオ55》ではソロを担当。現在は日本へ帰国し国内外で活動を行う。

松永綾子

松永 綾子 ヴァイオリン/ヴィオラ Ayako Matsunaga

桐朋学園大学卒業。アムステルダム音楽院、ミラノ市立音楽院に学ぶ。伊ボンポルティ国際古楽コンクールで第1位受賞。《イル・ジャルディーノ・アルモニコ》《アカデミア・ビザンティーナ》などヨーロッパの古楽アンサンブルで活躍。《リクレアツィオン・ダルカディア》他メンバー。

懸田貴嗣

懸田 貴嗣 チェロ Takashi Kaketa

東京藝術大学大学院修了。伊ボンポルティ国際古楽コンクール第1位。《バッハ・コレギウム・ジャパン》《ラ・ヴェネシアーナ》《リクレアツィオン・ダルカディア》他メンバーで活躍。CD「ランゼッティ/チェロ・ソナタ集」文化庁芸術祭優秀賞受賞。前北海道教育大学特任准教授。
Photograph : M.Baba

第36回公演の使用楽器:Klavier made by Chris Maene after Anton Walter [1795]

Anton Walter

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《第37回》

2019年5月2日(木)午後7時開演(開場6:30)
近江楽堂

〔ゲスト作曲家〕G.Ch.ヴァーゲンザイル Georg Christoph Wagenseil [1715-1777]

小倉 貴久子(クラヴィーア)・廣海 史帆(ヴァイオリン)

G.Ch.ヴァーゲンザイル:
ヴァイオリン伴奏つきクラヴィーアソナタ ハ長調 作品2-3
ヴァイオリン伴奏つきクラヴィーアソナタ 変ロ長調 作品2-5
コンチェルト イ長調 WV330

モーツァルト:
小品 ト長調 K.15y
ヴァイオリン伴奏つきクラヴィーアソナタ ト長調 K.9
オランダの歌「ヴィレム・ファン・ナッサウ」による7つの変奏曲 ニ長調 K.25
ヴァイオリンソナタ 変ロ長調 K.378

コンサートの聴きどころ 小倉貴久子

J.S.シュレーター[第37回]G.Ch.ヴァーゲンザイル

 ウィーンに生まれ宮廷との深い関わりをもち続け、若い頃は宗教曲や舞台作品を書き、後年はクラヴィーアのヴィルトゥオーゾとしても名声を博したヴァーゲンザイル。膨大な数の器楽作品は、当時の様々な形式を取り入れた名曲揃い。また新しい装飾法や形式を追求し、ヨーロッパ各地で人気の音楽家でした。〈ナンネルの楽譜帳〉には彼の作品が含まれていて、そこに「5歳になる3日前、夜9時から9時半の間に習得」とレオポルトのメモが記されています。その後もコンチェルトを研究するなどモーツァルト父子はヴァーゲンザイルを高く評価していました。
 幼いヴォルフガングは、当時流行っていた「ヴァイオリン伴奏付きクラヴィーアソナタ」を作曲。ヴァーゲンザイルのこのジャンルの作品は、デュオソナタの形式になる前の過渡的形式としてではなく、優雅で華やかな宮廷の香りさえ感じさせる、ひとつの素晴らしい音楽のスタイルであることを私たちに伝えてくれます。

廣海史帆

廣海 史帆 ヴァイオリン Shiho Hiromi

東京藝術大学大学院修了。第22回古楽コンクール〈山梨〉最高位、併せて蔵の街音楽祭賞を受賞。サント・ヨーロッパ音楽アカデミーに参加。NHK-FM「名曲リサイタル」に出演。「バッハ・コレギウム・ジャパン」「オーケストラ・リベラ・クラシカ」「横浜シンフォニエッタ」等の公演・録音に多数参加するなど、古楽、モダンを問わず様々に活躍している。

第37回公演の使用楽器:Klavier made by Chris Maene after Anton Walter [1795]

Anton Walter


《第38回》

2019年7月31日(水)午後7時開演(開場6:30)
近江楽堂

〔ゲスト作曲家〕C.M.v.ヴェーバー Carl Maria von Weber [1786-1826]

小倉 貴久子(クラヴィーア)・満江 菜穂子(クラリネット)

C.M.v.ヴェーバー:
クラリネットとクラヴィーアのための変奏曲 変ロ長調 作品33
協奏的大二重奏曲 変ホ長調 作品48
「舞踏への勧誘」変ニ長調 作品65

モーツァルト:
小品 変ロ長調 K.15aa
アレグロ 変ロ長調 K.400
「クラリネット五重奏曲 K.581終楽章」の主題による変奏曲 イ長調 K.Anh.137
クラリネット五重奏曲 K.581(大ソナタとして1809年に出版されたクラリネットとクラヴィーア編曲版)

コンサートの聴きどころ 小倉貴久子

J.S.シュレーター[第38回]C.M.v.ヴェーバー

 大作曲家ヴェーバーの父とモーツァルトの妻コンスタンツェの父は兄弟です。モーツァルトとヴェーバーは縁戚関係にあるわけですが、音楽上でも強い結びつきがありました。ドイツ語によるジングシュピール《後宮からの逃走》やオペラ《魔笛》は、モーツァルトが自国語を意識して書いたオペラで、その精神をヴェーバーが受け継ぎ《魔弾の射手》に結実します。18世紀末、楽器として発展し晩年のモーツァルトに愛されたクラリネット。ヴェーバーもこの新出の楽器のためにコンチェルトや五重奏曲を書きました。
 ヴェーバーは華麗な技巧をもつピアニストで〈舞踏への勧誘〉は愛妻カロリーネに捧げた魅力的な作品。ウィンナワルツの手本ともなりました。ヴェーバーがクラヴィーアとクラリネットのために書いた作品と、曲中にコンスタンツェも登場するアレグロK.400など、モーツァルトとヴェーバーの関係に思いを馳せるロマンティックな夜となることでしょう。

満江菜穂子

満江菜穂子 クラリネット Nahoko Mitsue

デン・ハーグ王立音楽院修了。クラシカル・クラリネットをE.ホープリッチ氏に師事。留学中「18世紀オーケストラ」「フライブルク・バロック・オーケストラ」などの公演に参加。モーツァルトの協奏曲を「クラシカル・プレイヤーズ東京」と共演。「バッハ・コレギウム・ジャパン」や「オーケストラ・リベラ・クラシカ」等で活躍中。昭和音楽大学講師。

第38回公演の使用楽器:Fortepiano made by Johann Georg Gröber [1820]

グレーバー


《第39回》

2019年9月27日(金)午後7時開演(開場6:30)
近江楽堂

〔ゲスト作曲家〕L.モーツァルト Leopold Mozart [1719-1787]

小倉 貴久子(クラヴィーア)・桐山 建志(ヴァイオリン)・花崎 薫(チェロ)

L.モーツァルト:
「ナンネルの楽譜帳」より
三重奏曲 第3番 イ長調
クラヴィーアソナタ 第1番 へ長調

W.A.モーツァルト:
小品 ニ長調 K.15bb
三重奏曲 ト長調 K.496
三重奏曲 ト長調 K.564

コンサートの聴きどころ 小倉貴久子

J.S.シュレーター[第39回]L.モーツァルト

 W.A.モーツァルトの父として、《ヴァイオリン奏法》の著者として知られるレオポルト・モーツァルトは豊かな機知と知恵の持ち主で、ザルツブルク宮廷礼拝堂楽団随一の知識人でした。1757年に宮廷作曲家に任命され、63年副楽長に昇進。演奏と作曲のピークを迎える頃に、天啓を受けるがごとく奇跡の息子の教育にその全生涯を捧げるようになります。71年以降作曲活動は終止し、息子ヴォルフガングの教育者、興行主、マネージャー役に徹しヨーロッパ中を巡り歩きます。幼少期のヴォルフガングの自筆譜には様々な形での父の筆跡が見られます。天才音楽家モーツァルト誕生は、レオポルトの音楽家としての知識を存分に生かしたエリート教育なくしてはありえませんでした。
 生誕300年を迎えるレオポルトのトリオとソナタは、そんな偉大な父を感じさせる作品です。モーツァルトの心踊るトリオと共に、父と子の愛の軌跡を追想しながら近江楽堂での本シリーズを締めくくります。

桐山建志

桐山 建志 ヴァイオリン Takeshi Kiriyama

東京藝術大学を経て同大学院修了、フランクフルト音楽大学卒業。1998年古楽コンクール〈山梨〉第1位、1999年ブルージュ国際古楽コンクール第1位。デビューCD「シャコンヌ」を皮切りに多数のCDをリリース。愛知県立芸術大学教授、「エルデーディ弦楽四重奏団」ヴィオラ奏者。チェンバロの大塚直哉とデュオ・ユニット「大江戸バロック」を主宰。

花崎薫

花崎 薫 チェロ Kaoru Hanazaki

東京藝術大学及びベルリン芸術大学卒業。文化庁在外研修員としてカールスルーエ音楽大学にて研修。第50回日本音楽コンクールチェロ部門第3位入賞。2011年3月まで新日本フィルハーモニー交響楽団首席チェリストを務める。「エルデーディ弦楽四重奏団」「東京シンフォニエッタ」他のメンバー。愛知県立芸術大学教授。東京藝術大学、武蔵野音楽大学講師。

第39回公演の使用楽器:Klavier made by Chris Maene after Anton Walter [1795]

Anton Walter


会場/近江楽堂
(京王新線「初台」駅下車、オペラシティ方面出口3分)

〒163-1407 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティ3階
Tel. 03-5353-6937(近江楽堂・松木アートオフィス)

全席自由:一回券4,000円(学生2,000円)
三回セット券(第37回〜第39回):10,000円
(「メヌエット・デア・フリューゲル」及び「近江楽堂・松木アートオフィス」でのみ取扱い)

《第35回》および《第36回》の一回券好評発売中!
《第37回》《第38回》《第39回》の各回券および3回セット券は、
《第35回》(12/27)の演奏会場で先行発売、12/28より一般発売を開始します。

後援/日本モーツァルト協会・日本モーツァルト愛好会
一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会・東京藝術大学音楽学部同声会
協力:KiKla

【チケット発売・お問い合せ】
・メヌエット・デア・フリューゲル(主催)Tel.048-688-4921 klavier@kikuko-mdf.com
当サイト《チケットお申し込みコーナー》よりお申し込みください。
・近江楽堂・松木アートオフィス Tel.03-5353-6937
【チケット発売】
・東京オペラシティチケットセンター Tel.03-5353-9999
・イープラス e+

・当日券の有無についてはお問い合せの上ご来場ください。
・未就学児の入場はご遠慮ください。
・都合により出演者、曲目が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
・楽器のコンディションを保つため、夏場でも会場内が冷える可能性がありますので、羽織ものをご準備(持参)ください。

[東京オペラシティ 交通のご案内]
●京王新線〈都営地下鉄新宿線相互乗入れ〉初台駅東口・・・徒歩5分以内
●小田急線 参宮橋・・・徒歩約14分
●都営地下鉄大江戸線 西新宿五丁目駅A2出口・・・徒歩約17分
●渋谷駅西口よりバス・・・約20分
 京王バス〈渋64〉:東京オペラシティ南または東京オペラシティ下車
 京王バス〈渋61〉〈渋63〉〈渋66〉/都営バス〈渋66〉:東京オペラシティ南下車
*駐車場(B2)7:00~23:30 30分300円

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