家庭教師と苦手教科
自分の学生時代を思い起こしてもらいたいのですが、だれでも1つや2つ苦手科目があったでしょう。苦手科目を家庭教師に指導してほしいと要望する親御さんも多いです。この苦手教科の指導ですが、得意科目よりも難しいです。生徒も理解が進まず、やる気も起こらずなかなか先に進まない恐れがあるからです。苦手教科の指導について、家庭教師の技量が問われます。
苦手意識を持っていると、生徒がその科目に対して潜在的に拒絶反応を持っているかもしれません。そこでまずは興味を持ってもらうことが求められます。簡単なレベルの話から始める、日常生活にどう関係しているかなど興味を持ちそうな話題を向けてみましょう。またできると思わせることも家庭教師の腕の見せ所です。
苦手科目ができないのは、「自分はこの教科ができない」という思い込みが強く影響していることも考えられます。そこで自分でもできる教科であると思わせることが大事です。例えば数学が苦手な生徒の場合、数字に対するセンスがあると伝えてみましょう。そうすると、生徒が数字に関する苦手意識がなくなるかもしれません。その結果、学習に対する意欲がわいてくることも考えられます。そして気が付いたら自分の得意科目になっていることもありうるので、やる気を引き出すにはどうすればいいかを考えましょう。